【OOSHITA’s BLOG】
リアルタイム脱線記事です。
クリスマスの3連休…
のうち、1日目と3日目は仕事。
2日目だけどうにか休みを取り、滋賀県長浜市に出かけてきました。
目的地は琵琶湖ではなく、そのほとりの「ヤンマーミュージアム」!
その名のとおり、ヤン坊マー坊で有名なヤンマーの博物館です。
クリスマスイブのこの日が、今年最後の営業日でした。
外観からして、機械っぽさと農業を組み合わせたような造りで、いかにもヤンマーらしい。
なるほど、こんなふうに会社のイメージを建物に表すこともできるわけね。
館内に入ると、巨大なディーゼルエンジン(レプリカ)がお出迎え。
これは今から約60年前に、日独友好の証としてドイツのMAN社から山岡孫吉氏(ヤンマー創業者)に贈られたものなんだとか。
ちなみにMAN社はトラックなどのメーカーとして今でも存続する大企業ですが、そもそもディーゼルエンジンを開発した発明家ルドルフ・ディーゼルが籍を置いたのが、このMAN社だったそうです。
全然知らなかった。
山岡孫吉氏の大きな功績は、この巨大なディーゼルエンジンを世界で初めて小型化し、農業機械等に取り入れたことだったんですね。
それがMAN社のほうにも認められて、後にこのエンジンが友好の証として贈られた。
ヤンマーの方も、最初にMAN社のエンジンがなければ、こうして成功することはなかった。
だから自社の原点として、このMAN社のディーゼルエンジンをヤンマーミュージアムのエントランスに飾っている。
そういうことだと思います。
さらに少し調べてみますと、
ルドルフ・ディーゼルは第一次世界大戦の前年に海上で謎の死を遂げているのですが、遺体が引き上げられなかったため、ずっとお墓が無かったんだそうです。
しかし死後50年近く経ち、生誕100年、ディーゼルエンジン開発60年の節目を迎えた年に、一人の日本人が墓代わりの庭苑を寄贈した。
その日本人こそが、誰あろう山岡孫吉だったんですって。
庭苑の寄贈年とディーゼルエンジンの受贈年が一致しますから、おそらく、庭苑のお返しのような形で贈られたのが、このエンジンなのではないかなと想像できます。
年月も国境も越えた、技術者(社)相互のリスペクト。
なんだか良いですね!熱い!
中島みゆきが聴きたくなりました。
エントランスでついつい文字数を取りすぎました。スイマセン。
以下、コンパクトにまとめます。
大人600円で入場券を買って中に入ると、
「はたらくくるま」好きの子供にはたまらない空間が待っていました!
こんなトラクターやコンバインの操縦席に座れるし、
壁のボタンを押したら頭上のヘリのプロペラが回ったりとか、
ハンドルを回して機械を動かす体験ができたりとか、
クルーザーの操縦シミュレートとか。
うちの子はシンプルなのが好きなので、ヘリのプロペラを半永久的に回してました。
そんな数々の展示の中でも、たくさんの子供が大喜びしていたのが、これ!
本物のショベルカーによるボールすくいです。
子どもの時、こんなことやりたかったわ…。
こんなふうに、
ヤンマーミュージアムはただ重機や農機が展示してあるだけでなく、小さな子供でも楽しめるように体験型にしてあって、予想以上に楽しめました。
子どもも大興奮でした!
そして、
おそらくOBの方々だと思いますが、シルバー世代の職員さんたちが柔らかく親切に応対してくださいました。
ニコニコしているだけではなく、お客のいない隙には真剣な顔で機械の調整をしたりしている姿も見られて、なんだか良いなぁと。
こうしてヤンマーミュージアムを充分に堪能してお土産も買い、
長浜市内の「月家」という小洒落たレストランで昼から美味しいコース料理をいただき、
我が家のクリスマスは終わりました。
なかなか休みが取れないからこそ、1日でも家族で遊びに行けて幸せでした。
皆さまはこの連休、ご家族と楽しく過ごされたでしょうか?
年末年始もゆっくりできそうでしょうか?
今年は良い年でしたか?
私はあまりゆっくりできていませんが、それでも今年は良い年でした。
子どもが去年にもましてかわいくなり、
家族みんな健康で、
仕事もやり甲斐を持ってやれているし、
建てた家にも満足。
もちろん全てが良いことばかりではありませんが、充分です。
来年もこの新居で、自分たちなりに幸せな一年を過ごしたいと願っています。
こんな読みにくいブログを今年も読んでいただき、ありがとうございました!
2017年が、皆さまにとって良い年となりますように。