【OOSHITA’s BLOG】

気まぐれ更新、WEB内覧会。
今回もLDK編の続きです。

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前回記事とは逆のアングル。
プロカメラマンの手にかかると、豪邸に見えますね。すごいわ。

写真右手からご紹介しますと、まずリビング階段。

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過去記事で何度も触れた階段の話、これが最終形です。
ご覧の通りオーソドックスな階段になりました。
でもおかげでコストを抑え、収納を増やすことができました。

ちなみに、階段の手前の柱は当初ナチュラルな色でしたが、

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どうでしょう?ダークブラウン多用のこの部屋では、なんだか柱だけ浮いて見えませんか?

私はそう感じてウ〜ン…と思っていたところ、写真の桐山さんたちも同じように感じたらしく、こちらが何か言う前から「塗りましょう!」と申し出てくれました。
で、現在の違和感ない色に落ち着きました。めでたし。

つづいて、奥に見える中庭。

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これまた、過去記事でさんざん書いたやつです。
この緑がチラリと見えることによって、部屋からの眺めの質が本当に変わるんです。
潤うんです。

この部屋は、天井にも工夫があります。

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LDKと玄関ホールでは、天井の高さに少し差がつけてあります。
とはいえLDKの天井高は240、ごくごく普通の高さ。
つまりLDKの天井を高くしたというより、玄関ホールからLDK手前までを低くしたのです。
これにより、LDKに入る瞬間になんだか開放感を感じることができます。

もっとも、ただ段差を設けるだけでは、なんだか悪目立ちして野暮になりがち。

その点は、敢えて高さだけでなく素材も変えることでクリアしています。

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玄関ホールからLDKに入るまでは天井にレッドシダーを張り、かつ、段差部分に間接照明を仕込みました。
これにより、天井の段差に違和感を持たれることは無くなり、むしろオシャレポイントに変化。
そして、視覚効果により、低いレッドシダー天井をくぐって高いホワイトクロス天井へ抜けた時の高低差がより強く感じられるようになっています。

また、キッチンの天井にも変化をつけてあります。

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こちらも色を変え、段差部分に間接照明を仕込んで天井に表情を出しました。
キッチンの天井は他と比べて汚れやすいそうですから、汚れが目立ちにくいという意味でも濃い色のクロスは有効かと。

また、ダイニングやリビングと繋がった空間の中でも「ココがキッチンなのよ」という無言の縄張りラインが天井によって示されている感じがして、それはそれでなんだか良いなあと思っています。