【OOSHITA’s BLOG】

最近は引渡しや引越しに関連した記事ばかりになっていましたので、ここらでまた話題を家づくりに戻します。

昨年夏の打ち合わせで、間接照明やスプーンカットの床など、さまざまな変更ポイントを提案されたところまでは書きました(ずいぶん前ですが)ので、その続きから。

今回は、LDKの壁につけてもらったモノについてです。

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最初のころに出した要望の中に、

「LDK内に、ちょっとした勉強用のカウンターみたいなものを作りたい」

というものがありました。
カウンターと言っても大げさなものじゃなく、ただ壁に向かってノートを広げられるだけのスペースで充分です。
しばらくは私がパソコン用のテーブルとして使い、子供が小学校に上がるころにはそこで勉強させようかな、と。

親の目が届くところに勉強スペースというのは、最近かなり多くの家が取り入れてるようですね。
ウチもそれに乗っかった形です。
まぁ私が子供なら、母親がいてテレビも置いてあるような場所では集中して勉強なんて出来ない自信がありますけどね(笑)

もっとも、「ダイニング脇にちょっとした勉強スペース」という案は、私たちが要望を出す前から桐山さんたちが提案してくれていました。
私はそのプランに

「机の前の壁にコルクボードを貼れるようにしたい」

というお願いを付け加えました。

手軽に紙をピン留めできるコルクボードは、便利です。
子供関係のプリント等はもちろんのこと、ダイニング脇という場所を考えれば、嫁のメモ書きなどを貼るスペースとしても活用できます。
ですから、「コルクって、ちょっと我が家の雰囲気とは違うかもな」とは思いながらも、便利さが勝って「でも、ほしいです」とお願いしました。

この要望について、桐山さんたちが検討した結果、最終的に辿り着いたのがコレ。

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過去記事にもたびたび登場した、ホワイトボード on マグボードです。
白いマグネットの壁(マグボード)に、シート式のホワイトボード(略してホワイトシートと呼びます)を貼り、ペンで自由に書き込めるようにしてあります。

ここに至る変遷を簡単に辿ると、

『コルクボードもいいけど、コルクボードだとピン留めは出来ても直接書き込むことはできない。

→階段下の壁を黒板にしよう。
黒板なら直接書き込む事ができ、子供が絵や字を書くスペースになる。
マグネットが使える黒板なら、紙も貼れる。

→黒板だと粉が出るし、綺麗に消すのもちょっと大変。チョークで手も汚れる。

→黒板の代わりにマグネットボードを採用し、そこにホワイトシートを貼ろう!(結論)』

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コスト的には少々上がったでしょうが、実際に使ってみて、この選択は正解だったと感じています。

まず、ホワイトボードだと、手も部屋も本当に汚れません。
わずかな消しかすは出ますが、チョークの粉のように散らばったり、空気中に舞ったりしません。

黒板と比べて消すのに力も要らないし、黒板消しを綺麗にする手間もありません。

コルクボードは勉強スペース、つまりLDKの隅に貼ろうと思っていたのですが、このホワイトボードはリビング階段下の目立つ場所。
覚え書きやメッセージボードとしての機能は、こちらの場所の方が当然優秀です。
(お客さんに丸見えではありますが)

壁全体が足元までマグネットなので、1歳の息子でもマグネットをペタペタとくっつけて遊んでいます。
コルクボードだと針を使うので、1歳児には遊ばせられませんよね。

なお、我が家の壁は真っ白なので、コルクボードや黒板だと、それ自体が相当目立ちます。
また、必ずしも我が家のLDKの雰囲気にコルクボードや黒板は合わないとも思います。
その点、壁と同様に真っ白なマグボードとそこに貼られたホワイトシートは、悪目立ちすることが全くなく、インテリアに溶け込むのです。
必要ない時は全部消してしまえば、ただの白い壁。
必要な時は書き放題。
ホント、「使える壁」です。

モデルハウス期間中、ホワイトシートに落書きをしたりして遊んでいたのは過去記事のとおりですが、引越しでバタバタした最近では、当面やるべきことをメモ書きしておき、済みしだい消していくという使い方をしています。

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今後、子供が絵や字を理解するようになってきたら、もっと使い方が広がるでしょうね。

我が家ではその時に備え、これまで大人の顔の高さに1枚だけ貼っていたホワイトシートを、2枚追加で買い足しました。
これでまさに壁自体がホワイトボード化し、壁一面、足元まで描き放題!
今はまだ子供が絵を描けないので、子供が喜びそうなものを私が描いています。
今は、近所に来ている移動動物園で見たホワイトライオンを描いてあります。

もっとも、こうして準備万端にしておいても、子供は敢えて別の壁に落書きしたり、ホワイトシート部分からはみ出して床に描いたりするんでしょうけどね(苦笑)

そんなときは、たとえば床一面に新聞紙を敷いて、その上にホワイトシートを置いてお絵描きさせることも出来ます。
普通の落書帳よりもずっと大きいので、ダイナミックに気持ちよく描いてくれるんじゃないかな、と。
ウチは合計3枚買ったから、友だち2人連れてきても対応可能!
問題は新聞紙を敷く暇を子供たちが与えてくれるか?ということですけどね(笑)

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とにかく、このマグボード+ホワイトシートは、使えるなぁと思っている物の一つです。

なにより私自身が、子どもの頃から絵を描くのが好きだったし、小学生の時には磁石の魅力にとり憑かれた時期もあったので(笑)
家に磁石の壁があるってこと自体、私が子供だったらきっと楽しいですから。

ですからただのメッセージボードとしてだけではなく、私と子どもの遊び場として、これからも活躍してくれることを期待しています。

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コルクボードの提案を簡単に呑まずに今の形に持っていってくれた桐山さんたちに感謝です。