【OOSHITA’s BLOG】

家電を買った後、店の外で配られていたポケットティッシュ。

それは、目の前に建っているYW社モデルハウスの広告でした。

もう見に行くことは無いだろうと思っていた他社モデルハウス。
なにしろ、森住建を気に入ってからは他社には目もくれず、他社を見に行く予定も取りやめ、相見積もりも取らなかった私たちです。

でも今、目の前にあるモデルハウスに笑顔で「どうぞ見ていって下さい!」と誘われている。

じゃ、ちょっと行ってみる?
断っちゃ悪いし。
それにもう、「他社を見に行ったら森田さんたちに悪い気がする」とかいう段階でもないし。

というわけで、私たちは急遽、モデルハウス見学を決めて玄関へ向かいました。

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久しぶりの他社モデルハウスに興味をそそられる反面、私たちにはひとつ問題がありました。

それは言うまでもなく、もう家を建ててしまっているということ。
客になる可能性ゼロの私たちに営業をかけてもらっても、営業マンとしては時間のムダだし、私たちもなんだか後ろめたい…。

どうしようかなと考えているうちに、松崎しげる系の営業マンが意外と柔らかい口調で話しかけてきました。

「どうぞ遠慮なさらずに、ご覧になっていって下さい」

ありがとうございますと答えて入場しつつも、アンケートなどを書いてしまうと顧客候補に見られてしまうよな〜と考えた私たち。

そこで結局、初めから正直に

「私たちはもう家を建てちゃってますが、それでも良いですか?」

とストレートにぶつかってみました。
あと、一応追加で

「これから家を建てる知人に色々聞かれたりもしますし…」(これも本当)

それを聞いた松崎さん(仮名)は嫌な顔ひとつせず、「どうぞどうぞ!」という感じで快く招き入れてくれました。
ほんの数日前にオープンしたこのモデルハウスが岐阜県内では一号店とのことで、とにかく多くの人にお披露目して存在をアピールしたいそうです。

口コミが影響力を持つご時世ですから、来場者本人が客になり得ないからといってぞんざいに扱わないのは、最低限必要な姿勢ですね(えらそーに)。

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松崎さん(仮名)によると、YW社はまだ新しい会社ですが、実績ある大手家電量販店の100パーセント出資会社。
その家電量販店の創業者が、今はこのハウスメーカーのトップに座っているそうです。
グループ会社なので当然、家の成約で家電プレゼントなどのメリットもあるんだとか。

営業の松崎さん(仮名)は、よくしゃべる面白い人でした。

冗談を交えながら、シロアリに関するウンチクや今までの経験を次から次へと語ってくれて、気がつけば1時間ほど話を聞いていました。
深い話まではしていないのでなんとも言えませんが、お客との壁を取り払うのは上手な営業さんだったと思います。

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見学した感想としては、

「変に贅沢せず、抑えられるところは抑えていきましょう」というタイプのハウスメーカー

だと分かりました。
モデルハウスも、もちろん普通の家より広さはあるものの、仕様自体は普通の家と変わらない物。

松崎さん(仮名)に坪単価の目安を聞くと「オプション抜きで45〜50」とのこと。
何がどこからオプションになるのかなど、詳しく聞いていないのであまり参考にならないですが、少なくとも大手と呼ばれるハウスメーカーよりはかなり安く家が建つはずです。

それでも和室などはなかなかスタイリッシュでしたし、

玄関の鏡が引き戸になっていて奥に玄関収納が現れたり、

バスタオルを掛ける壁が凹んでいて邪魔にならないなど、なるほどね〜と思う部分もありました。

ただ、内装などを見ながら感じたことを率直に言わせていただくと、

ウチの方が絶対いい!

傲慢と言われようが、自惚れと言われようが、これは本音。

デザインのオリジナリティも、
限られた空間の活用方法も、
壁や建具の質感も、
クロスの継ぎ目も、
間接照明の造りも、
その他どこに目を向けても、少なくとも私は
「森住建をやめてYW社にすればよかった!」
とは全く思いませんでした。
嫁も同意見。
松崎さんすみません。

かつてタイル外壁のC社のモデルハウスを訪れた後で、森住建の「あの家」を見せていただき、そのセンスと丁寧さに感動した時の気持ちが蘇ります。

C社もYW社も、「価格を抑えて賢く作ろう」という考え方は素晴らしいと思うのですが、

「価格を抑えつつ、質の高さも、オリジナリティも求めたい!」

という欲張りな希望を叶えてくれるのは、やはり良質な工務店なんじゃないかと。

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他社と比べて満足するって、なんだかイヤラシイですね。
でも、引渡し前にあらためて自分たちの工務店が作った家の良さを確認することができ、自分としては意味のある時間でした。

あ、今回の記事はもちろん一個人の感想、
しかも私情入りまくりであることはご理解ください。
でも私以外にも、両方の家を見比べていただいた方がもしいれば、おそらく、いやきっと、森住建に軍配を上げていただけるんじゃないかと。

勝手にそう思っています。