【OOSHITA’s BLOG】

感謝祭でお会いした4家族が、それぞれ記事を書かれましたね。

皆さんが口を揃えて書かれていたように、私ももっと色々皆さんに聞きたいこと、話したいことがありました。
またの機会を楽しみにしています。

担当者も交えて話せたりしたら、きっと盛り上がりそうですね。
いや、森島さんの独壇場になっちゃうかな(笑)

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さて、和室や寝室の話からの続きです。

思った以上に盛り沢山だった森住建側からの変更案に、正直、私たちは動揺しました。
良い意味で、です。
当初は階段を変えてもらえれば大成功だと思っていたのに、まさかここまで加えてくれるとは!

今回提案されたレッドシダーや間接照明、スプーンカットなどは、見た目を充実させるための仕様変更です。
ですから好みが分かれると思いますが、私たちにはドンピシャでした。
こちらから希望を言ったわけではないのに、よくもまぁこんなストライクを投げてくるなぁと驚いたほど。

「相手を満足させる物を提案する」って、難しいと思うんです。

カッコいいデザインをする能力があっても、施主がそれをカッコいいと思うかどうかは分からない。

豊富な商品知識を持っていても、施主に合うものが分からなければ、せっかくの良い提案も却下される。

ましてそこに追加費用が発生するとなれば、施主の判断もシビアになりますよね。

「作りたいものを作る」ことが許されるような大物建築家は別として、普通の家づくりでは結局施主側に決定権があります。

そうである以上、「その施主に合うものを考える能力」というのがかなり大きいと思います。
ですから、打ち合わせ中のちょっとした反応や発言、夫婦の力関係といったものを敏感に察知して、それに合わせたプランを考えなければいけません。

そういう意味では、設計士さんやインテリアコーディネーターさんたちにも、図面と向き合うだけでなく人と向き合う能力が要るんでしょうね。

なんだか回りくどい書き方になってしまいましたが、要するに言いたいのは、

ウチの担当さんたちは、私たちの好みをしっかりと把握して、ドンピシャの提案をしてくれたよ!
これって、そう簡単なことじゃないと思うよ!
ということです。

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そういえば、この日はこんな一幕もありました。

嫁が家で考えてきた、脱衣室に関する変更要望を桐山さんたちに伝えた時のこと。

ちなみに脱衣室の要望というのは、脱衣室内の

「風呂ー洗濯機ー造作棚」

という配置を

「風呂ー造作棚ー洗濯機」

という並びに変えてほしいという要望です。

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「この前いただいた図面で、お風呂の横が洗濯機、その横が造作棚になってましたよね。
あれ、洗濯機と棚は逆のほうがいいかなって。

この棚には、洗剤や洗濯物だけじゃなく、お風呂の時に使う下着とか着替え、タオルも置きたいと思ってるんです。
そうなると、棚はお風呂から手が届くような位置、つまりお風呂と洗濯機の間にあったほうが良いと思っ…」

この日用意された新しい図面で脱衣室を指しながら話す嫁の声が止まりました。

「…あれ?」

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新しい図面上には、まさに今嫁が力説していた「風呂ー造作棚ー洗濯機」のラインがすでに反映されているではありませんか!

一瞬の混乱。
しかし、そこで桐山・田中コンビが

「実は私たちも前回の図面を見直していて、やっぱりバスルームのすぐ横に棚があるほうが良いと思ったので、並びを変えておきました。
ちょうど良かったですね」

こちらからお願いする必要もなく、同じところに着地したんですね。
こりゃ、いいチームだわ。

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最初の頃、

「限定ALIVIOは設計変更しません」

と言っていた桐山さん。
しかし、私たちとの打ち合わせを重ねてきた結果、桐山さんの口からこの日出たのは

「限定ALIVIOは妥協しません」

という名台詞でした!
それはもう、石原軍団ばりの渋さ。
そのままCMに行けそうなキマり方でした。

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しかし、

「カッコイイ〜!あと2回言って下さい!」とか言って何回も言わせる私たちと、
複写式の打ち合わせ記録用紙に桐山さんの台詞をそのまま書いちゃう森田さん、
タチの悪い客と一緒になって上司をいじる田中さんによって、
桐山さんの渋さは台無しとなりました(笑)

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でもホント、この日は色々と嬉しかったです。
ちゃんとお客さんの方向を向いてくれていると実感した打ち合わせでした!