【OOSHITA’s BLOG】

新商品ALIVIOについて、熱〜く語る桐山設計課長。

ALIVIOの性能についてはそのうち別記事でご紹介したいと思いますが、とにかく窓のグレードアップや床暖房の標準採用をはじめ様々な面で高性能化を図り、快適性を追求した商品だということは分かりました。

しかもすんごくカッコいい、と。

自らが中心となって作った新商品の契約第1号が取れるかもしれないという場面ですから、桐山さんが熱く語るのも無理はないですね。

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しかしこの時、桐山さんの思いと私たち(森田さん含む)の思いには、実はちょっと隔たりがあったのです。

それは、「予算」という現実的な問題。

ALIVIOは、森住建が建てる従来の注文住宅(商品名「暖森の家」)のサッシや建具、キッチン、照明などなどをグレードアップし、床暖房などの設備も標準採用した豪華版。
当然、従来の商品よりも少々コストがかかるのです。

もっとも、大手HMで家を建てることを考えれば充分なお手頃価格です。
その上、限定2棟は特別価格で大幅な値引きが約束されています。

なので、お得感はスゴイんですが、
それでも若干、「暖森の家」よりはコストがかかりそうなんだよな〜。
全く手が届かない訳ではないんだけど…

そもそも私たちとしては、「暖森(ぬくもり)の家」の性能で充分満足できそうだと考えていました。
完全自由設計で、サッシ等も充分なものを使い、アイシネンも入っています。
施工例のオシャレハウスも「暖森の家」です。

だから私たちはALIVIOに魅力を感じながらも、コストアップは避けたいという思いの方が強かったのです。

私たちの予算に余裕がないことを知っている森田さんは、私たちの思いを察して
「デザイン的には、暖森の家でALIVIOのような雰囲気を出すことも出来ますよ!」
という選択肢を示してくれました。
うん、それもアリですよね。

ただ桐山さんは、私たちの予算を全く知りませんでしたから、私たちのことをもう「ALIVIOのお客さん」として話している感じ。
私があらためて「桐山さん、私、貧乏なんですよ」と言えばよかったのでしょうが、それもちょっと憚られて言い出せず…
なんかゴメンね、桐山さん。。。

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そして実はもう一点、ネックとなったことが。

それは
「特別価格の限定2棟については、自由設計ではなく、すでに設計図が出来上がっていたこと」

なるほど、理屈は分かります。
モデルハウスにするんだから、会社側が見せたい家を作るのは当然です。
なるべく多くの要素を詰め込みたいでしょうし、デザイン的にもインパクトのあるものにしたいでしょう。
それに、最初から設計ができていれば、打ち合わせの期間も大幅に短縮できます。
私が設計課長でもそうするでしょう。

しかも、複数の社員で意見を出し合って作ったというだけあって、ALIVIOはデザインも動線も納得のクオリティ。
設計図以外に精緻な建築模型やCGで作られたパースも見せてもらいましたが、どこを見ても非常にカッコいい。

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だからあまり文句を言うものでもないのですが、

それでもやはり、「注文住宅を建てたい」と思って来た以上、私たちの好みやライフスタイルに合わせて作る部分もほしいというのが本音。

具体的には

・既成の設計では収納スペースが多くない
→ウチは物持ちなので、収納は普通以上に欲しい。

・インナーガレージがある
→カッコいいけど高くなるので、カーポートで良い。

といったあたりを変更できないかなぁと。

でも頑固設計士・桐山さんは、
「限定2棟についてはこの設計のままでいきたいと思っています」
と言って譲りません。
そりゃもう強気です。ストロングスタイルです。

そんなわけで、この日はとりあえずALIVIOのカタログを頂戴して帰り、家で存分に検討することにしました。

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帰る際は、森田さんと桐山さんが2人並んで見送ってくださいました。
「ありがとうございました〜」
で終わりではなく、私たちの車が遥か彼方へ走り去り、完全に見えなくなるまで ずっと見送る徹底ぶり。

そういえば、打ち合わせの終わりがけに息子がミルクを吐いて床を汚してしまった時にも、とても気持ちのいい対処をしてもらいました。

そんな森住建さんの好印象っぷりに、帰りの車の中が盛り上がったことは言うまでもありません。

どこかのHMのようにケーキやランチが出てくることこそありませんが、そんなものは無くても充分です。
とても魅力的な会社、担当者、そして商品。
予算内で建てられそうだと分かったことも大きな収穫でした。

森住建はこの日、私たちがそれまでに見てきた約20社をごぼう抜き。
一躍トップに躍り出ました。