【OOSHITA’s BLOG】

さて。
再び建築会社選びの話に戻ります。
話が行ったり来たりしてスイマセン。

今回から、「大手ハウスメーカーばかりを考えていた私たちが、地元工務店に目を向け始めた理由」について書こうと思います。

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2015年に入ってから展示場巡りを再開した私たちは、3年前と同じく、名前を知っている大手ハウスメーカーを回っていました。

しかし回れば回るほど、大手ならではの魅力というのをあまり感じなくなり、逆に大手のデメリットを感じるようになってきたのです。

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いちばんのデメリットは、やはり値段。

いわゆる大手と言われるハウスメーカーは、全国に多数の支店や豪華モデルハウス、工場を作って維持し、すごい数の従業員を抱えて、有名タレントを使ったテレビCMや雑誌等での宣伝活動をバンバン行っています。
当然、人件費と広告宣伝費はすっごいことになっています。
もちろん商品の研究開発費用だとか、そういった目に見えない経費も大変なものだと思います。

では、そのお金はどこから回収するのか?
もちろん、お客さんですよね。

それと、大手になると実際の施工等はその下請け、孫請けのような業者に任せることになります。
となれば、そこには当然マージンが発生しますから、直接工務店に頼むよりも高くなります。

こういった経費が主な原因となり、大手ハウスメーカーと一般工務店をくらべると、平均的な一戸建て住宅で700〜800万円もの差が出るそうです。

700〜800万て…
ウチの近所の田舎なら、70坪の土地が買えますよ。

大手で建てるという満足感、
一定以上の品質が得られそうな安定感、
まず倒産しないだろうという信頼感、
長期保証の安心感、
鉄骨のユニット構法のような大規模工場ならではの工法…

そういったものに800万円分の価値を見出せるならば、大手で建てるのもアリでしょう。

そういう私たちも、大手の安定感と安心感、「大手の方が色々な注文に対応できるんじゃないか」というイメージ、あと多数の客に紛れたほうが気が楽だというよく分からない理由から、大手を回り続けていました。

でもそれは、よく考えた末に大手のメリットを採ったのではなく、最初からなんとなく大手しか選択肢になかっただけなんですね。他を知らないから。

さらに付け加えるなら、

「工務店って信用できるの?
安っぽい、古臭い家になるんじゃないの?
注文住宅なのに、注文出来ることが限られてしまうんじゃないの?
途中で倒産する心配をしなきゃいけないんじゃないの?」
という偏見があったことも否定できません。

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しかし、たくさんの大手HMを回り、ネットでSuumoのHPや先輩方のブログなどを見ているうちに、私の気持ちにも変化がありました。

「大手とは言えないハウスメーカーとか、地元の工務店も見に行ってみようかな」
という気持ちが芽生えてきたのです。

(つづく)