【OOSHITA’s BLOG】
2015年春。
大手HMとはちょっと違う期待を込め、私たちの工務店巡りが始まりました。
【K工務店】
はじめに行った工務店は、岐阜県庁前住宅展示場にモデルハウスを構えているK工務店さん。
木造と重量鉄骨の家を手がけているということで、その両方が見られるように、木造と鉄骨の建物が繋がった面白い造りでした。
私は木造派なので、主に木造側を見せてもらいました。
大きさも仕様も普通の家とあまり変わらないそのモデルハウス。
自分の建てる家をリアルに想像するためには、こちらの方が良いですね。
大手の豪華モデルハウスと比べるとテンションが上がらないのは、これはもうしょーがない!
現実を見ましょうよ。
対応してくださった社長さんにモデルハウスの値段を参考までに聞いてみると、値段も普通の家と大差なく、2000万円台前半とのこと。
ほほう、なかなか良いじゃないか。
隅々まで見せていただいた上で、自分が重視している断熱性能のことを聞いてみると、
「家を外から覆う外張り断熱を採用しているから、柱やニッチで断熱材の隙間ができてしまう心配がない。
しかも断熱材にはネオマフォームをお勧めしている(オプション扱い)。
快適に暮らすには、断熱は何より大事ですからね」
とのことでした。
なるほどね、そのアピールのためにニッチが多めに作ってあったのかと納得。
ちなみにネオマフォームというのは旭化成の製品で、微小な泡で出来た高性能断熱材ですね。
薄いプレート状なので、建物を薄く覆う外張り断熱には最適なやつ。
社長さん曰く、「このへんでネオマフォームを扱ってる工務店はそうそうないんですよ」
ということでした。
でもやっぱり、オプションなのね…。
それとやはり、アフターに関して
「大手と違って転勤がないですから、ずっと変わらず私が自分でお付き合いをさせていただきます」
という点を自信たっぷりに言われました。
社長さんというだけあってしっかりした方でしたから、その社長さんにずっと面倒を見ていただけるのはプラスポイント。
そうそう、余計な話ですが、この社長さん、客(私)との距離の取り方が絶妙でした。
距離というのは比喩ではなくて、文字どおり お客との位置関係、私から見てどの位置に立つのかということです。
大柄な方でしたから、ともすればお客に圧迫感を与えてしまいかねないということを、おそらくご本人も自覚しているのでしょう。
お客に圧迫感を与えず、邪魔もせず、でもお客がわざわざ振り返らなくても話せるような位置を、常に探って動いてらっしゃいました。
誰にでもできそうで、案外できないことです。
このへんは経験のなせる業だなぁと、変なところで感心してしまったのを憶えています。
って、イヤな客でしょ?引かないで下さい。
心理学の勉強をしていた時期があって、自然にそういうところを見てしまうのです。
悪気はないんです。
とにかく。
値段や断熱材、その社長さんが担当者という点は魅力を感じました。
ただ、デザイン等には特段惹かれるところがなく、HPで見られる施工例も少なくて写真も小さかったので、結局その後詳しい話に発展するには至りませんでした。
それでも、ここを見れたことで、やっぱり工務店も悪くない、他も回ってみようという気になれたのは間違いありません。
K工務店さん、社長のK様、ありがとうございました!