【OOSHITA’s BLOG】

こんばんは!

最初のうちはなるべく毎日ブログ更新しようと思っていましたが、仕事の都合で3日ほど空いてしまいました。
二十代のころと違い、徹夜仕事をするとシッカリ体にこたえますね。。。

さて、初めて展示場に行った日の続きです。
この日の2軒目はA社。こちらも鉄骨の大手でした。

実は私たちの知人の中にA社と契約したばかりの人がおり、私たちはその紹介を受けて夕方から営業マンと待ち合わせていたのです。
この営業マン、知人によると「やり手、しかもイケメン」とのこと。
これは期待できそうです!

モデルハウスに伺うと、噂の営業マンが待っていました。
年齢は30歳くらいでしょうか。私より少し年下。私よりだいぶイケメン。
タイプとしては、わりと物静かで知的な感じの印象です。

この営業マンに案内されて回ったA社のモデルハウスは、これまた普通の家の倍以上はありそうな豪邸。
見ているうちに、本当にこんな家に住めるんじゃないかという甘〜い気分に…

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ひととおり見て回った後、テーブルでの説明。
しかし、家づくりについて全く勉強していなかった私たちは、「どのような家にしたいですか?」なんて聞かれても具体的な答えを持っていません。
その時点で唯一言えたのは、「地震に強い家」だけでした。

神戸にいる私の親戚の家は、阪神淡路大震災の際に半壊しました。
子どもの頃は地震があるとむしろはしゃいでいた私ですが、あの日を境に、地震は恐怖の対象でしかなくなりました。
また、特にこの当時は(未だに、ですが)東日本大震災の衝撃も記憶に新しく、東海地方に住む者として、いずれ来るという南海トラフ等の大地震を強く意識しないわけにはいきませんでした。

そこで口にした「地震に強い家」という希望に、イケメン営業マンは待ってましたとばかりに応じます。
曰く、「ウチの家は丈夫さという意味ではどこにも引けを取りません!」

これはまんざら嘘ではないようで、後で調べた結果と考え合わせても、A社の家はとても頑丈なようです。
揺れだけでなく、地震の後にやってくる火災にも強いとのこと。
これは非常に大きなポイントです!
だって、家族の命は何より大事ですから。

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ただ、その後いろいろ調べていくと、「断熱面でやや難がある」という評判や、「値段が非常に高い」という事実も分かってきました。

断熱については、真偽のほどがイマイチ分かりませんでした。未だにちゃんと確認できていません。建てた知人に「寒いですか?」と聞くわけにもいきませんしね。
ただ、実際に家を建てた方のブログなどを見てみると、やはり冬の寒さに関する不満が結構多いようです。
外壁材が水を吸うので、凍結時に割れてしまうという話も…

値段については営業さんから
「ウチは高いですが、そのぶん丈夫で、メンテナンス費用がかかりません。長い目で見れば高くありませんよ」
と説明され、一応納得してはいました。

しかし、後にアパートのそばであったA社の完成見学会(知人の家ではありませんよ)に行った際、大変失礼ですが 飾り気のない箱のような印象を受け、
「A社で建てようと思ったら、ウチもきっとこういう最小限の仕様になるんだろうな…」
と思ってしまいました。

予算面の心配を察知した営業さんは、私たち夫婦が金融機関で借りられる住宅ローンの額を計算してくださり、「これだけの予算が組めますから、オプションも充分つけられますよ!」とアプローチしてきましたが…
そういうことではないのです。

考え方は人それぞれでしょうが、私たちの場合、限界まで借金をするというのはNGです。それが家を建てるためであっても、です。
大手ハウスメーカーで高級注文住宅を建てる、満足いくようにオプションもつける、そのために目いっぱい借りる…というのは、私たちには馴染まない考え方でした。

これまでコツコツ貯めてきたお金と、無理せず払っていけるローンの範囲で建てる。
家のことは何も知らない私たちでしたが、予算面ではそこに線を引いていました。

良かれと思って借入可能限度額を示してくださったのは分かっています。それも一つの重要な情報ですしね。
しかし、そこで考え方の違いを感じてしまったこと、そしてA社で満足いく家を建てるには目一杯のローンを組まなければならないという現実を突きつけられたことは、私たちにA社と話を進めていくことをためらわせました。
結局、その後A社から詳細な見積もりをとることはなく、私たちの有力候補から外すこととなりました。

ただ、この営業さんは熱心な方で、予算面で難しいと分かっている私たちにもその後ずっと定期的に電話をくださりました。
彼ほど長期にわたって連絡をくれた営業マンは、他にいませんでした。
なるべくこちらが迷惑しないように、数か月に1度程度のペースで、こちらが空いていそうな時間帯を選び、毎回何らかの話題を用意してくれていました。
その営業マンとしての情熱と粘り強い姿勢は立派だと思います。
私たちとはご縁がありませんでしたが、契約したご家庭ではきっと家造りの力強いパートナーとなっておられることでしょう。

こうして、展示場初訪問日が終了。
かなり疲れましたが、それ以上に夢が広がった、充実の一日でした(^ ^)

帰ってからは、いただいたカタログをペラリ、ペラリ、ペラリ。
オシャレな施工例はもちろん、設備についての説明や収納のアイディアなど、目新しくて面白い情報が目白押しでした。

こうしてこの夜から、「今度はどこのハウスメーカーに行こうか」と考えることが私たちの日課になったのです。