【OOSHITA’s BLOG】

入居3日で引っ越しを決意。

嫁は、どれだけ居心地が悪くてもしばらくは我慢するしかないと覚悟していたようでしたが、引っ越しのことを切り出すと、驚きながらも無条件で喜んでくれました。
やはり、口には出さなくても、これからの生活をかなり悲観していたようです。

「たった3日で…」「虫くらいで…」という声も聞こえてきそうですが、やっぱり、自分の家にいてリラックスできないようでは不幸です。

それに、嫁だけでなく私自身も、仕事を終えて帰る先がこの寮だというのは嬉しくありませんでした。
あのまま我慢して住み続けていたら、ストレスで毎晩夫婦げんかをしていたかも??
だから今でも、このとき早く決断したのは大正解だったと思っています。
早めに決めたことで、実際の引っ越しまでの間は、嫁と一緒にこの家のボロさを笑う余裕すら生まれました。

そして次の日から、さっそく新居探しがスタート。

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自分たちの都合での急な転居ですから、また別の寮へというわけにはいきません。
そこで、寮ではない普通の賃貸アパートを探すことに。

アパート探しは、私たちにとって初めての経験でした。
私は大学まで自宅通い、就職後はずっと寮でしたし、嫁は結婚するまでずっと自宅暮らしでしたから。
だからどんなふうに探せばいいのかよく分かりませんでしたが、そこは嫁の提案で近所のアパート管理会社へ飛び込み、私の職場の近くで手頃な物件を探すことにしました。

アパート探しにかけた時間は1日だけ。すぐに入れる物件を2件だけ紹介していただいたのですが、うち1件がなかなか良いではありませんか。

職場から近く、幼稚園や小学校が集まった閑静な土地で、広めのリビングがある2LDK、ウォークインクローゼットあり、エアコン1台、駐車場1台、外部収納もついて月5万8,000円。
築10数年ですが、寮とは比べるべくもない美しさ。
壁が汚れていない。
床が沈まない。
畳が新しい。
家が揺れない。
ジメジメしていない。
お湯の温度設定ができる…
それだけで、当時の私たちにとっては夢のような住まいでした。

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ですから、1日も早く引っ越そうと考えていた私は「もうここで良いんじゃない?」と嫁に耳打ちしました。
しかし、そこはしっかり者の嫁。充分に渋って、エアコン2台、駐車場2台で値段据え置き、入居月の家賃も不要という好条件を引き出してから契約したのでした。。。

そして、約10日後。
わずか半月の間だけお世話になったボロ寮を抜け出し、ほとんど梱包を解かずに置いてあった荷物をそのまま新アパートへ運び込んで、引っ越しを完了。
いい思い出のないボロ寮でしたが、引っ越しの際は満開の桜で送り出してくれたのを覚えています。

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こうして引っ越した先が、今も私たちが住んでいるダイワリビングのアパートです。
暮らし始めて3年余、何の不満もありません。
立地は良いし、それなりに広く、必要な設備も付いて、住人間のトラブルもなくて。
あまりの居心地の良さに、いっそこのままアパート暮らしでも良いんじゃない?と思ってしまうくらいです。
実際、そういう選択肢もアリですよね。

でも、私たちは持ち家を建てるほうへ進みました。
きっかけは何だったかな…
思い出しながら、また書いていこうと思います。