【OOSHITA’s BLOG】
前回の記事でチラリと防犯の話が出ましたので、その続きを少し。
防犯は、防災と同様に大切なことだと思います。
統計上、ここ十数年間にわたり、刑法犯罪の件数は減り続けています。
だからといって各家庭で犯罪対策をしなくていいわけじゃないのは当然の話。
全国規模でどれだけ減っていても、自分の家が被害にあえば、何の慰めにもなりませんもんね。
とりあえず泥棒に関して話を進めると、
一般住宅に侵入する泥棒の手口は、大きく分けて「空き巣」と「忍び込み」
家人がいない隙に入るのが空き巣、
寝静まってる時にそっと入るのが忍び込み。
基本的に空き巣は日中、忍び込みは夜間に発生することになりますね。
これら侵入窃盗の特徴は、「下見をしてからターゲットを選定する」
つまり、
家の人がどういうライフサイクルなのか、
駐車場に車がない時=留守だと言えるか、
鍵をしっかりかけるか、
防犯カメラは付いているか、
外部からの視線を遮る物はあるか、
番犬を飼っていないか…
などなど、ちゃんと見た上でターゲットを選ぶことが多いとのこと。
逆に言えば、ちゃんと防犯対策をとっていれば、下見の時点で「この家は難しそうだ」と分からせて断念させやすいということです。
じゃあ、具体的にどうすればいいの?
1.防犯カメラ
まず、分かりやすくて効果的なのは防犯カメラです。
今は家庭用防カメも昔ほど高くないですし、性能も上がっています。
高画質の録画はもちろん、通信機能でスマホに通知をくれたり、映像を飛ばしてくれたりもしますよね。
車につけるドライブレコーダーの中にも、運転中だけでなく駐車中の映像も録画してくれる機種があります。
司法関係の知人に聞くと、
犯罪の捜査においても事実認定においても、防犯カメラ映像の価値は非常に高いとのこと。
つまり犯罪者の立場に立てば、カメラに映るのは避けたい。
映ってしまったら、犯罪に着手せずに帰らないと捕まるし、言い逃れできなくなる。
そう思わせるだけの威力が、防犯カメラにはあるわけです。
もちろん、安くなったとはいえ、タダではありません。
でも、家を作る費用自体に比べれば微々たるものです。
個人的には、付けて損はない物だと思います。
今は精巧なダミーカメラもホームセンターなどで売っており、防犯効果が期待できます。
でもやはり、出来れば本物のカメラの方が良いでしょうね。
ダミーカメラだと、映像が残らないのはもちろんのこと、ちょっと知識のある人間が見れば、ダミーだと見破ることができるそうです。
LEDランプの点灯・点滅の仕方や、電源コードの引き込み方など、真贋を見破るポイントがいくつか存在します。
常習的な泥棒なんて、その「ちょっと知識のある人間」である可能性が極めて高いはず。
ダミーを見破った泥棒は何を思うか?
「バカめ、こんなニセモノ付けて安心しちゃって…
これじゃ、ウチに本物のカメラはありませんって言ってるようなモンだ」
ということになるでしょう。
用心のために付けたつもりが、逆に危険を呼び込むことになってしまいます。
というわけで、私は「どうせカメラをつけるなら本物を」派です。
いざやられてしまった後に、「やっぱり本物つけとけば良かった」なんて後悔するのも嫌ですしね。
あ、付けようと思っている方は、屋外電源の確保を忘れずに!
無線タイプのカメラでも、電源は要ります。
当然、簡単に引っこ抜かれたりしないように位置も考えて設置しましょう。
それと、不用意にお隣さんを映してトラブルになったりしないよう、カメラの向きは考えましょうね。
〜つづく〜