【OOSHITA’s BLOG】

こんばんは。
また新しいお施主さんのお話が聞けるようになり、嬉しいですね!
しかもお二人も。
それぞれ最初の記事を読ませていただいただけでも、やっぱり家族の数だけストーリーがあるんだなぁと、改めて感じました。

家づくりの話、ご家族や趣味の話、これからちょっとずつ読ませていただけるのを楽しみにしています!
もちろんご負担にならない程度に、気軽にやっていきましょう。

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さて、私の記事は「叶わなかった物シリーズ」最終回です。

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◾️◾️本棚隠し◾️◾️

勘の良い方は気づいていらっしゃる通り、私、けっこうな漫画好きです。
結婚してから処分した物もありますが、手放せないものもあります。
「スラムダンク」や「JOJO」のように子供の頃から何度も繰り返し読んできた作品は特に、思い入れもありますし。

現在のアパートでは、こういった漫画を含む書籍類や映画DVDなどを全て本棚に入れ、和室に置いてあります。

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でも、
漫画が入った本棚って、見栄えが悪いんですよね…。

背表紙がゴチャゴチャして見えるし、そもそも漫画が大量に置いてあるだけで、どうしてもオシャレ感は無くなります。
あまり見せたくない漫画もありますしね。「稲中卓球部」とか 笑

そこで私は

「寝室か書斎、それが無理なら廊下の壁面でもいいから、本棚を丸ごと収納して引き戸で隠せるようにしたい」

という要望を出しました。

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これについては、結論、「納戸に本棚を置く」という形に落ち着きました。
私が当初考えていたのとは違う形になったので「叶わなかった」扱いしていますが、納戸の中はもちろん扉で隠せますから、「本棚を隠す」という目的自体は実現できています。

べつに納戸じゃなくても、例えば1階廊下わきに作ってもらった収納に本棚を入れてもいいですし、ウォークインクローゼットの一角に本棚が入るようにしてもOK。
でも、これらの収納スペースは衣類などに使いたい。
じゃあ本棚は納戸に置こうか、というわけです。

もし家の広さに余裕があったら、当初考えていたような本棚専用の収納を作ってもらっていたと思います。
でも、限られたスペースの中では実現困難だったため、納戸に落ち着きました。

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◾️◾️小上がり下の収納◾️◾️

収納ばっかりですね、スイマセン。

小上がりの畳コーナーなどを作った場合、その段差部分を引き出し式の収納にしたいと考えていました。
空間の有効活用ですし、結構な量が入るので便利だろうと。座布団とか。

これも実現はしませんでした。
理由は簡単。
出来上がった我が家には、結局、小上がりのスペース自体が無かったからです。

収納を作るためにわざわざ小上がりにする方もみえるようですね。
でもウチの場合はあくまで段差を有効活用したいという意味での要望だったので、段差がなければ当然、収納もナシ。
もともとさほど優先順位が高かったわけでもなく、出来なかったからといって落胆はありませんでした。

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ここまで、叶わなかった物、採用をやめた物をご紹介してきました。
あと一つ、当初けっこう執着していた「タイル外壁」も不採用となりましたが、その経緯については長くなりそうなのでそのうち別記事で書きます。

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叶わなかった物は以上です。

って、けっこうすごくないですか?

大小100を超える要望を突きつけておいて、叶わなかったのがこれだけって。

もちろん、「今考えれば、これもやっとけばよかった」というアイディアはありますよ。
でも、
打ち合わせ段階でこちらから出した要望は、ほぼ叶えられたと言えます。
というか、桐山さんのプランには、こちらが考えた要望の7割くらいは先回りして最初から組み込まれていました。
だから打ち合わせでは、残りの3割くらいを検討しながら決めていった感じかな。

要望を一つ一つ読みながら、インテリ設計士桐山さんが

「これはクリアできてますね」
「これもクリアできてます」
〜中略〜
「…これで、今日のご要望は全部クリアできましたね」

と言って話を進めていく様が、とてもクールで印象的でした。

たまに、頭を抱えてたみたいですが(笑)

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読みながら気付いた方もおられるでしょうが、先に挙げた数少ない「叶わなかった要望」のうちの半分は、叶わなかったというよりもこちらから取り下げたもの。
ですから当然、不満なんてありません。

そして残りの半分も、納得のいく代替案をもらえています。
ビルトインガレージの件は、家の外観に馴染むカーポートで。
収納スペースは、可能な場所に可能な限り増やすことで、
それぞれ解決しました。
いずれ書く外壁タイル問題のときも同じような感じで、うまく落とし所を見つけていただきました。

「ストレートに実現できないことは、代替案を準備して目的を達成する」

そんな桐山さんの柔軟性を見せてもらい、あらためて「デキる人に担当してもらえてよかった!」と思いました。
お世辞じゃないですよ。
おかげさまで、未練たらたらの形で諦めたようなポイントはゼロ。
全てが納得の上で進んでいきました。

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きっと今後、住み始めてから気づく問題もあったりするのでしょう。
でも、少なくとも打ち合わせ段階で頭の中にあったものは、ほぼ100パーセント満足のいく形になった。
そう思っています。