【OOSHITA’s BLOG】

土地探し中の方以外にはつまんない記事が続いてると思います。スイマセン。

今日はウチが出した買付証明書について。

買付証明書の作成にあたり、私なりにこだわったというか、意識した点がありました。
ほとんど無駄なこだわりの数々、まぁ一応聞いてください。

① 署名欄以外はパソコンで書くこと

字が汚い私の場合、手書きだと相手方が読むのに苦労されるかもしれません。
また、間違った読み方をされては困ります。
特に数字で「1」と「7」とか、「7」と「9」とか、万が一間違えられたらトラブルのもと。
高額の取引ですから、誰が見ても誤解の余地がないよう、活字で入力しました。

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② 署名は賢そうな字で

これこそ無駄なこだわりでしょうね。
でも、私がいつも気をつけていることです。
署名は愛用の太めのペンを使い、なるべく大人っぽい字で、堂々と。

書面でのやり取りでは、その書面から相手の人となりを推察するしかありません。
直接顔が見えない分、文章の巧緻や文字の感じから「仕事が出来そうだ」「大丈夫か、この人?」などとイメージが決まってしまうことが少なからずあると思います。

今回は特に「私たちはマトモな客ですよ」ということを売主様に印象付けたいという気持ちがありました。
お金がないから値引きは求めますけど、支払いの遅延やら変な言いがかりやら、そんな心配はご無用です!
円滑に、円満に取引いたします!

そんなアピールをしたくて、少しでも良い印象を与えられるよう、下手なりに丁寧に、なるべく堂々とした字で署名して押印しました。

まぁきっと実効は無いと思いますが、自分の気持ちの問題ですね。

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③ 誤字脱字は繰り返しチェック

これは当然のことですね。
金額など重要部分の間違いはもとより、さほど重要でない部分であっても、書類の中に誤字脱字があるようではいけません。
いい加減な人(会社)だと思われますし、単純に恥ずかしいですから。

なので、買付証明書の内容に間違いが無いかどうか、何度も見直しました。
すると、
あらかじめ記入されていた不動文字の中に、まさかの間違いが!
危ねえ…。

そんなこともありますから、大事な書類については自分が書いた部分だけではなく、最初から入っている文字も含めてしっかり見直すことをお勧めします。
パソコンで打ち込む場合は特に危険です。
関係ないデータの消し忘れ、誤変換、桁数の間違い…
よく見直しましょう。

④ 手付金は多めに

土地を買う際の手付金の相場をあれこれ調べてみましたが、結局よく分かりませんでした。
「総額の1割程度」
と書いてあるものもあれば、
「10万円で充分」
という人も。

よく分からなかったので迷いましたが、手付金が少ないと売主様に不安がられるんじゃない?と思い、手付金はなるべく気前よく出すことにしました。

売主様の立場で考えると、手付金が少ない客というのは「とりあえず申し込みますが、撤回する可能性もあります」と言ってるように見えると思うんです。
つまり本気度が低いか、もしくは支払い能力が無いのでは?なんて疑ってしまうと思うんですね。

しかも、私たちはかなり無茶な条件でお願いする立場。
せめて手付金額でこちらの本気度を伝えないと、最初から売主様に相手にされないかもしれません。

そう思い、手付金はやや多めに設定。
残額の支払いも契約時に一括で行うこととしました。
こちらの本気度を伝え、売主様に安心していただくことで、少々無理な条件も呑んでいただきやすくなるんじゃないかな、と。

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そんなふうにゴチャゴチャ考えながら作った買付証明書。
私の勝手な心理戦略にどれだけの効果があるのかは分かりません。
とにかく書きあがった買付証明書を携え、私はG不動産を訪問しました。

G不動産は家族経営の本当に小さな合同会社でしたが、直接お会いしてお話しし、安心できました。
何を聞いても的確に返ってくるし、売主様との付き合いも長いみたいだし、これは心強い!

G不動産によると、あの土地はもう5年ほど前から売りに出ているそうです。
その間、私のように「値下げしてくれるなら買います」というお客は多くいたようですが、これまでは値下げ交渉がほとんどできず、契約に至らなかった模様。

ところがこのほど、事情があって早く土地を売却したい状況となり、値下げにも応じていただけることになったんだとか。
それが本当なら、私たちはまさに完璧なタイミングでこの土地を見つけ、コンタクトを取ったことになります。
なんて恵まれてるんだろう!

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そうは言っても、坪4万円引きはかなり高いハードル。
それは私にも分かっています。
あまり無理を言って交渉決裂となっては元も子もないので、

「とりあえず坪4万円引きで交渉、
でも4万円が無理なら3.5万円引きでも買う。
それ以上の値段でしか合意できないときは、その場で電話連絡をいただいて判断する」

という方針をG不動産に伝え、買付証明書をお渡しして帰りました。

その後しばらくは、G不動産にお任せ。
ちょこちょこ連絡をいただきながら、交渉成立をひたすら祈る日々が続きました。

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土地の交渉成立を祈っていたのは、私たちだけではありません。
森住建側も同じだったはずです。

初めの頃は当然、お互いの腹の探り合いみたいなところがあった私たちと森住建。
しかしこの頃になると
「この土地を手に入れて、限定ALIVIOを建てたい!」
という共通の希望を持ったパートナーに変わりつつありました。