【OOSHITA’s BLOG】
桐山
「なかなか無いですね、こんな表を作ってお持ちいただけることは(笑)
内容も、非常に的を射てると思います。」
私
そうですか。
でも的を射てるってことは、ここに書いた通り、やっぱり限定ALIVIOは設計の変更が効かないってことですよね?
「そうですね。
限定ALIVIOは、過去に弊社で建てた家の好評だったポイントをギュッと集め、更に新商品ALIVIOの特長を組み込んで、モデルハウスとして相応しいように作ったものです。
モデルハウスとして使う以上、ALIVIOらしさ、森住建らしさがないといけませんから」
ええ、それは重々承知ですし、尊重します。
そもそも私たちはそのALIVIOらしさを気に入ってるわけなので、ガラッと変えてもらいたいなんて思ってないんです。
ただ、どうしても変えないとマズい部分があるっていうだけで…
「ありがとうございます。
この家はモデルハウスだからといって、ただ魅せるだけの家ではもちろんありません。
耐震性や採光、窓を開けた際の風の抜けなどもしっかり計算してありますし、実際に住まわれるお客様にとっても、暮らしやすいように作ってあります。
ですからこのままで充分、快適に暮らしていただけると思っています。
ただ、…」
ただ?
「お客様は様々な要望をお持ちですから、ご意見は遠慮なく聞かせて下さい。
ここから更に贅沢に!とか、大幅な設計変更を!といったご要望には対応出来かねますが、本当に必要で可能な範囲のことならば、できる限り検討させていただきます」
森田
『OOSHITA様のご要望を詳しく伺って、もし限定ALIVIOの形では対応できないようならば、限定ALIVIOではなく自由設計の商品を提案させていただきます。
ですからまずは、両方を頭に置いて進めてみませんか?』
おおっ!?
なんかちょっと柔軟になったぞ!
そういうことなら、なにも最初から限定ALIVIOを諦めなくてもいいかも。
まずはこちらの要望をしっかり伝えてみよう。
もしうまく折り合いがつくなら、限定ALIVIOを建てられるかもしれない。
まずは話し合ってみよう!
『気になるのはやっぱり、ビルトインガレージですか?
前回、カーポートで良いとおっしゃっていた』
そうですね。
ビルトインガレージだと建坪に含まれちゃいますし、私たちは特に車好きなわけでもないので、そこをカーポートにすることでコストダウンできるなら…と。
ただ、今日のお宅を見せていただいて、やっぱりビルトインガレージって良いなぁと思っちゃったのも本音なんですよねぇ…。
「ビルトインガレージ、良いですよ!
私の自宅でも採用しましたが、やっぱり雨に濡れずに乗り降りできるのは本当に快適です。
特にチャイルドシートに子供を乗せたり降ろしたりする時、それから荷物が多い時、全然違いますよ」
そうでしょうね。
今のアパートではカーポートもないから、雨の日はほんとに大変なんですよ。
あと車すぐ汚れますしね、黄砂とかで。
それに、ビルトインガレージに棚をつけると、外部収納スペースとしても良さそうでしたよね。
「ええ、タイヤとか脚立とか、大きなものがいっぱい置けて便利ですよ!」
ですよね。
実は私、ビルトインガレージ=車好きな人が車を眺めたりメンテするための趣味のスペース、っていうイメージが強かったんです。
でも今日のお宅を見て、もっと実用的というか、家族のための構造というイメージに変わりました。
ちょっと時間をください。
検討したいです。
「ぜひ、ゆっくり検討なさってください!」
『その他に、気になるのはどういったところでしょう?』
えっと、ですね。
あのオシャレ鉄骨階段なんですが。
『今日のお宅でも使っていた階段ですね。
気に入っていただけたみたいでしたね』
ええ、気に入りました。
あれはカッコいいです。
すごく高いと聞きましたが…
「確かに高いのが玉に瑕です。
ですが、リビングに設置する階段は、良くも悪くも存在感が大きいんです。
だからぜひ、階段にもこだわることをお勧めしたいですね。
それに、限定ALIVIOには初めからあの階段が組み込まれてますから、追加料金などはもちろんかかりませんよ」
ええ、分かってます。
ですから採用したいのは山々です。
でも、
「…?」
でも、実は嫁が極度の高所恐怖症で、スケルトンの階段は昇り降りできないんです…。
「……!!」
『……!!』
つづく。