【OOSHITA’s BLOG】
三つ目の理由。
それは、ネットなどで見た工務店の施工例です。
ふとしたきっかけでいくつかの工務店のHPを覗いてみたところ、すごくオシャレな家、あるいは高性能な家を建てる工務店が沢山あるのを知りました。
私たちは勝手に「大手と工務店を比べると、大手の方が上品でオシャレで高性能」と思い込んでいたのですが、そんなことは全くないことが分かって、目からウロコ!
また、前述のとおり大手は余計な費用がウン百万円も上乗せされているので、私たちの経済力では基本的にオプションNG、標準仕様の家になります。
一方、その余計な費用負担が少ない工務店ならば、欲しいと思うオプションをしっかり付けて贅沢仕様にしても、大手より安く建ちます。
つまり、家自体のスペックを比べても、工務店が大手に引けを取るとは限らない!
むしろ、同等以上の建物が、より少ない資金で建てられるかもしれない。
そのことに、ようやく気付いたのです。
(写真はお借りしています)
最後に第4の理由、建てた後のお付き合いのこと。
大手HMの営業さんのことが気に入って、契約したとしましょう。
でもその営業さんは、直後にどこか遠くへ異動していってしまうかもしれません。
引き継ぐ相手は、自分には全く合わない人かも。
あるいは、住み始めてから何かトラブルが発生した時。
ちゃんと自分の家を知っている担当者が対応してくれるでしょうか?
大手だと、きっと顔も知らないコールセンターの人に電話で1から説明して、初めましての社員さんが家までやって来て、事務的に対応されることが多いではないでしょうか。
会社が大きいと、電話してから対応してもらえるまでに時間もかかりそうです。
地元の工務店なら、遠くへの異動なんてあまり考えられないですから、よく知った営業さん、場合によっては社長さんが自らずっと対応してくださったりします。
ちゃんと人間関係のできた人が来てくれれば、対応にも違いが出るでしょうし、家に関する色々な相談などもしやすいはず。
対応も早そうです。
もっとも、「本当にちゃんとアフターに力を入れている工務店ならば」という但し書き付きですけどね。
逆に工務店のデメリットを考えてみると、
・質の高い会社と低い会社の差が、ハウスメーカーと比べて大きい。
だからちゃんとした会社に依頼しないと、きっと大変なことになる。
・建築途中で倒産されたりしたら、目も当てられない。その可能性は、ハウスメーカーと比べると大きい。
・施工実績が少なければ、ノウハウの蓄積も少ない。
・小規模工務店で人気のあるところは、同時に何軒も作れないため、順番待ちになる場合がある。
・「プロヴァンス風の家が得意」「カフェ風の家ならお任せを」「無垢材しか使いません」など、得意なタイプに特化した工務店が多い。
自分の好みに合った家づくりができる会社を最初から選んで話を進める必要がある。
といったところ。
重大なデメリットもあるので、そこを解決できないことには、工務店との契約はできません。
でも、自分たちがしっかりと見極めることができれば、いずれもクリアできるんじゃないかな、と。
となるとコレ、工務店を選択肢に入れないのは愚かなんじゃない?
労を惜しまず、工務店も回ってみようよ!
とにかくちゃんと話を聞いてみて、その上で安心して任せられる工務店が見つからなかったら、また大手も含めて考えれば良いやん。
とまあ、私たちはこんな風に考えたわけです。
こうして、大手の中の有力候補(D社、I 社、SR社など)は一応頭に残しながらも、工務店巡りがスタートしました。
今年の5月のことでした。