【OOSHITA’s BLOG】
わが家は特に「和モダン」をコンセプトにして作られたわけじゃないと思いますが、でも、和モダンぽくなりました。
和モダンを和モダンたらしめるアイテムの一つが「縦ルーバー(格子)」だと思います。
出来上がったわが家を見ると、思いのほかこの縦ルーバーが多くて驚きました。
たとえば、家の顔の一部だったり、
和室の引き戸だったり、
先日書いた「なんとも言えないスペース」とリビングとの仕切り、
お隣さんとの境界にも一部ルーバーの柵を付けましたし、
リビングのバーティカルブラインドも縦ルーバーぽく見えたりして。
大小様々な縦ルーバーを使ってるわけですが、中でも最大のものは、中庭と庭とを仕切るウッドルーバー。
なにしろ高さ3メートル余、幅も2メートルほど。重さはちょっと分かりませんが、相当でしょう。
足元は50センチほど浮かせてあります。
これ、模型を見て想像していたものよりも実物は遥かに大きく、初めて見たときは「ハハッ」と笑いが出ちゃいました。
設計した桐山さんが「オバケみたいなやつができました」とか言ってたのも納得です。
中庭にソヨゴが植えられてこのウッドルーバーで閉じられたとき、なんだか一気に
「うわぁ、家ができたわ…」
と実感して感動したのを覚えています。
この茶×黒という色の組み合わせも、和モダンぽいですね。
そして、そこに入るソヨゴの緑が、私は美しいと思うんです。
と、ここまでビジュアル面の話ばかりしてきましたが、では機能面でのルーバーの働きって何なんでしょうか?
それはもちろん、「目隠しはするが、風は通す」ってことだと思います。
外からの写真
このように、正面から見ると多少は屋内の様子が見えますが、かなり接近して見ないと、誰が何をしてるのかまではよく分からないレベル。
斜めの位置になるとほとんど見通せなくなりますから、目隠しの役割は充分果たせていると思われます。
(もちろんルーバーの厚みや隙間の幅が違えば見え方も変わってきますけどね)
たとえば洗濯物を干すスペースでは、日光と風は取り入れつつ他人の目と侵入を防ぐという格子としての機能が生かされますし、
道路に面した中庭なんかだと、子どもやボールの飛び出しを防ぐために使うパターンもあるみたい。
あと、夜に屋内の光がルーバーの隙間から漏れる感じも、私は好きです。
あったかい家って感じがする。
機能的な意味でルーバーを使うのは、屋外に限らず屋内でも増えているんじゃないかと思います。
「部屋は仕切りたい、でも家族の気配は感じたい」
「リビングとダイニングキッチンを分けたいけど、冷暖房の風は行くようにしたい」
と、いうような場合にはもってこいの分け方なんじゃないでしょうか。
うまく使えば、ビジュアル的にも機能的にもいい味出してくれると思います。
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ところで、
実はこのブログも始めてから2年です。入居からも1年。
書くことはまだありますが、実際に書くのは難しくなってきました。
無理に続けるのもアレだなと思いつつなんとかやってきたものの、まぁここらが潮時かなと。
情報も古くなっちゃってるでしょうし。
なので、残り数回で締めるつもりでいます。
継続的に読んでくださってる方がもしいらっしゃったら、なんだか申し訳ないです。
我ながら尻切れ感が残念だし気持ち悪いですが、ご容赦下さいませ。