【OOSHITA’s BLOG】

今回からは、正面玄関の中をパーツごとに語ります。

[土間]

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まずは土間。
「洗い出し」という、細かい石の粒が見える仕上げ方にしてもらいました。

当初私たちはタイルを想像してしたんですが、桐山さんのプッシュにより、こちらの洗い出しに変更。そう、いわゆる「桐山臭」を醸し出す仕上げをまんまと採用してしまったわけです(笑)

わが家は、強いて分類するなら、いわゆる和モダンなのかなぁと思っているんですが、パーツごとで見た場合、最も「和」なのはこの土間かもしれませんね。
ちょっと上品に見えますし、柔らかさも感じられる「洗い出し」。気に入っています。

[式台]

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「式台」って何なのかいまいちハッキリしませんが、玄関にスムーズに上がれるよう、土間とフロアの間に取り付ける板、みたいな理解でいいんじゃないかと。

もっとも、ウチの場合は土間とフロアの高低差があまりないので、式台とフロアはフラットに設定。
ですから昇降をスムーズにするとかいう目的よりも、あくまでデザインと踏み心地を楽しむための式台ですね。

実はこの式台、ずいぶん前の記事で触れた「スプーンカット」の板です。
「おうちLABO」和室コーナーで吊押入れの下に使われていたヨーロピアンオークの板と同様のものを、わが家では玄関の式台として使ったというわけ。

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この式台、幅がけっこうあるんですが、よく見ると細長い2枚の板を並べて作られています。が、よほど注意深く見ないと、1枚の幅広の板にしか見えません。
それは、2枚の板をまたいでスプーンカット柄が続くように掘られているから。桐山さんたちがそのように考えて注文してくれたおかげです。

また、式台として使う以上、板の側面や裏面まで露出しますから、ちゃんとした厚みのある一枚板が使われています。
特注。モデルハウス契約ゆえの贅沢ですね。

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表情豊かなこの板が洗い出しの土間の上に浮かんでいる様を見ると、自分の家なのにちょっと旅館のような風情を感じちゃったりして。
このデコボコの板は、玄関の上品さとユニークさをそれぞれ一段引き上げてくれた立役者だと思っています。

[フロア]

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フロアは何度かご紹介している通り、無垢ではありません。
LIXILのD-FLOOR、ウォールナット。部屋や階で変えることなく、全てコレで統一しています。もちろんトイレ等は別ですけどね。

写真は、前回の記事で書いた和室への動線部。
土間に降りることなく、和室(向かって左手に見切れている部屋です)へ行き来できるようになったのが分かると思います。

反対側から撮るとこんな作りです。

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逆アングルなので、こんどは左手に正面玄関、右奥に家族用玄関がチラリと見えます。
真ん中にある部屋が和室ですね。
和室の2面に引き戸を設けて、それぞれの玄関から直接出入りできるようにしてもらえました。
これにより、和室の使い勝手は飛躍的に向上!日常生活でいちばんよく使う部屋の一つになりました。

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なんと、まだ床より下しかご紹介していません(笑)
次回へつづく。