【OOSHITA’s BLOG】
HARUKITIさんの上棟の記事、自分の家の上棟を思い出しながら読ませていただきました。
遅ればせながら、おめでとうございます!
上棟の日の作業の早さにはびっくりしますよね。
建築が順調に進むことをお祈りしています。
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さて、暖房の話に関連して、断熱材の話を少し。
このブログのいちばん初めから読んでくださっている方は憶えてくださってるかもしれませんが、私たちは過去に「夏の暑さと冬の寒さをとことん味わえる寮」に住んでいました。
その寮の洗面脱衣室には、完成後に壁に力づくでぶっ刺したような感じの水栓があり、裂けた壁の隙間から、壁の中を覗き見ることが出来ました。
当時、断熱材うんぬんの知識は私にはありませんでしたが、どう考えても、壁体内に断熱材らしきものは入っていなかったような…
当時は暑くても寒くても「寮だから仕方ない」としか思いませんでしたが、今考えるとあの「雨風防げれば文句ないだろ」的な安普請のおかげで相当苦労しました。
そんな家はイヤだ!というわけで、家づくりを考え始めた頃から欲していた「断熱性能」
I社の見学に行ってからは、C値やらQ値といった言葉も覚え、その後のHM巡りのときもいちいちその辺を気にしていました。
その後、
性能が高いのは吹付断熱だという話を聞き、
森住建を初訪問した日にアイシネンという吹付断熱材を知り…
最終的に、我が家に使われる断熱材はこのアイシネンになりました!
ところで、アイシネンとはなんぞや?
詳しく知りたい方はググっていただくとして、ごくごく簡単に言えば、細か〜い気泡の断熱材です。
魔法瓶の原理を見れば分かるように、
あるいはJOJOの十二巻カーズ戦を読めば分かるように、
断熱には空気!
これは科学的にも正しいと言って良いでしょう、きっと。
細かい話をしだすと長くなりますが、アイシネンは気泡、言い換えれば「動かない空気」を充填する断熱材です。
理屈から言っても、そりゃ断熱できるわな、と納得させられました。
いろんなサイトを見ると、データ的にも優れた数字が出ていますし、
収縮や脱落をしないのも心強い。
現場吹付なので、一気に膨らんで細かい隙間まで埋めてくれるのもポイントですね。
断熱材ですが気密も上げてくれるというわけです。
欠点としては、
・ 値段が高い
・ 大きな地震などで一度ズレると元に戻らない
といったところでしょうか。
幸い、ウチの場合は標準仕様がアイシネンでしたから増額は無く、値段は気になりませんでした。
地震の件は、一応「柔軟に追従するから大丈夫」とされていますし、それでも剥がれるような大きな地震なら、もう仕方がないよな〜と。
そうそう、「生涯品質保証」がつくのもアイシネンの特筆すべき点でしょうね。
断熱材の中では唯一だそうです。
施工さえきちんとされればあとは劣化しないので、保証しちゃって構わないということみたいです。
「施工さえきちんとされれば」なので、施工できるのは専門の業者さんだけ。
岐阜県では羽島市の「キングラン中部」という会社だけみたいですね。
万一アイシネンが収縮や剥離を起こした場合、この施工会社が無償で再施工してくれるのです。
アイシネンは北米で広く使われている断熱材ですが、訴訟大国アメリカでさえ日本と同様に生涯品質保証を付けてるんだとか。
ハンパな品質だと訴えまくられそうですね。
というわけで、色々調べた結果、コレは良さそうだと納得できた断熱材、アイシネン。
その施工風景もアップしようと思いましたが、いつものように記事が長くなっちゃったので、また次回写真でご紹介することにします。