【OOSHITA’s BLOG】

某住宅情報誌さんが取材に来ました。

モデルハウスだからきっとこういうこともあるんだろうと、ずいぶん前から予想はしていた取材。
プロのカメラマンさんに自宅の写真を撮っていただけるというのは嬉しいものですね。
天気も最高で、撮影日和だったと思います。

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もうひとつ嬉しかったのは、嫁の祖母と母にようやく新居を見てもらえたこと。

我が家が完成して1ヶ月以上経ちますが、まだ一度も祖母たちに見てもらえていなかったんです。
今回の取材は良い機会だったので母たちにも新居まで来てもらい、ようやくお披露目。
どうやら気に入ってもらえたみたいで、
「素晴らしい家だね!」
と何度も言ってもらえました。
引き渡しが済んだら、またゆっくり遊びに来てください。

それにしても、取材と聞いてわざわざおめかしして来てくれた祖母は本当に可愛らしい人だな、と。
90代、まだまだ元気ですね!

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一方で、
取材の影響で姿を消してしまった物もあったのでご紹介します。

コレです。

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分かりますか?
そう、燕よけのビニールです。

1ヶ月ほど前、桐山さんから連絡がありました。
「燕がガレージを狙ってるみたいです!」
とのこと。

私としては、くちばしでほんの少しずつ泥や枯れ草を集めてくる燕の涙ぐましい巣作りをリスペクトしているので、作らせてあげたい気持ちもあります。
燕が来る家は幸せだとも言いますしね。
でも、
ちょっと今年は、今年だけは遠慮してくれない?
という気持ちも。

やっぱどうしてもフンとかで汚れるし。
それが巣の真下だけならまだしも、間違いなく車や周囲の壁、カーポートの屋根、下手したらモデルハウスを見に来たお客さんの車、最悪頭にダイレクトなんてことも…

さすがにそれはマズいだろうということで、できれば今年は巣作りしてほしくないなぁという話を桐山さんとしていました。
作った巣を壊すようなことはしたくないので、燕には悪いけど作り始める前にブロックしましょうと。
ここは市街化調整区域、そう簡単に建築許可は出さないぞ、と。

数日後。

たまたま私が家に立ち寄ったタイミングで、桐山さんが何やら一人で作業しているところに出くわしました。

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こうしておけば、少なくともこの垂れ壁には巣を作れないそうです。
なるほどね。

足を踏み外さないよう気をつけながら、垂れ壁の表裏にテープを貼り覆っていくこの作業。
かなりハードです。
横に立って口で励ますくせに助けはしない私のせいで、桐山さんは足をプルプルさせ、腕をパンパンにしながら一人でこれをやり遂げてくれました。

しかしそんな桐山さんに残念なお知らせが…

その日の夕方、桐山さんの力作が無残にもこんな姿で発見されました。

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ウチ、開けた地形のせいか、やたらと風が強いんです。
しかもこの部分は凹凸のあるジョリパット。
テープがくっつきにくく、すぐ剥がれてしまう。

次の日見に行くと、もうビニールは撤去されていました。
桐山さん、諦めたんだな。仕方ない。
燕がどうしてもALIVIOに住みたいって言うんなら、大家になったつもりで受け入れるしかないか。
モデルハウスのお客さんが来たときには、森住建さんのほうから頭上に注意を促してもらおう。

と、私も諦めていたんですが、

数日後。ビニールが復活していました。
よりガチガチにテーピングされて。

聞けば、今度は森田さんが手伝って貼ってくれたんだそうです。
「脚立要らず」の異名を持つ森田さんがやれば、高所作業もかなり容易になったでしょうね。

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しかし、その後も強風にあおられて剥がれては直し、剥がれては直しを繰り返してきました。
地味な作業ながら、森田さんたちの汗と涙の結晶、それがこの燕返しだったのです。

そんな力作も役目を終え、撮影前に取り外されました。
多分もう燕も来ないでしょう、今年は。

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来年以降は燕の巣作りを子供に見せてやりたい気持ちもあるので、燕を受け入れようかなとも思っています。

でも今年みたいにガレージ入り口の真ん中を狙われると、どう考えても車がフンまみれになる…
なのでこちらの希望としては、せめてもうちょっと端っこのほうに建設をお願いしたい。
来年は作ってほしくない部位だけをブロックして、端っこに作られるぶんには暖かく見守ろうかなと考えています。

一部をブロックする作業だけでも大変でしょうが、きっとその時は森田さんが我が家まで進撃してきて助けてくれるはず!
今後とも頼りにしています 笑

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