【OOSHITA’s BLOG】

リアルタイムの記事が続きましたが、ここでまた時間を戻します。
2015年7月、間もなく土地を決めようかという時期へ。

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家は、森住建で建てる。

それは私たちの中で既に決定事項でした。
そして、もしホームセンターの土地が安く買えれば、限定ALIVIOを狙う。

「建てる」でなく「狙う」という言葉を使ったのは、私たちが建てたいと思っていても、森住建側からNOと言われる可能性があったから。

そう、鉄骨階段恐怖症問題です。

以前から度々書いている通り、限定ALIVIOはすでに設計図がキッチリ出来上がった商品であり、そのリビングには鉄骨階段がドーンと座っています。
高所恐怖症のため鉄骨階段を採用できない私たちに、限定ALIVIOを建てることができるのか?
頑固設計士の桐山さんが、そんなことを許してくれるのか?

これが一つのネックでした。

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限定ALIVIOがダメなら、標準商品「暖森の家」でゼロから家を作ることになります。
それはそれで楽しそう。
もしそうなったら、細かい要望も全部伝えて、可能な限り形にしてもらおう!

ですから私たちは、打ち合わせの際には自分たちの希望や知りたいことを箇条書きにして持っていくことにしました。
打ち合わせメモですね。

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打ち合わせのたびにこれを用意することで、

・ふと頭に浮かんだアイディアや疑問を、次の打ち合わせの際に忘れずにぶつけることができる

・自分たちの頭を整理して打ち合わせに臨める

・会議資料のように人数分印刷して持っていけば、担当者全員にこちらの要望を理解してもらいやすくなり、話もスムーズに進む

・あらかじめ印刷したものを渡すので、お互い最小限のメモを取れば済む

・「コレとコレとコレは○月○日の打ち合わせで言った」という記録になる

などなど、色々とメリットがありました。
おそらく同じようなことをやっている方もいらっしゃるでしょうね。
私としてもオススメの方法です。
おかげで「言った、言わない」とか、「アレを言おうと思ってたのに言い忘れた!」とか、まずありませんでしたから。

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森住建さんの場合、打ち合わせの内容は担当者が複写式の記録用紙に記入し、帰り際にお互いがサインをした上で、施主用控えを渡してくれます。
おそらくどこの建築会社も似たような方法で記録を残しているはず。
「クレーム業界」なんて言われる世界のようですから、こういった記録は大事です。

とはいえ、記録するにも限界があります。
そこに書くほどでもないような細かい決定事項とか、こちらの質問に工務店側がどう答えたかとか。
そんなことは普通記録に残りません。

後でお互いの認識が食い違って揉めるポイントっていうのは、たぶんこういう記録用紙に残らないような細かい部分が多いんじゃないでしょうか。

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その点、こちらから紙を持っていく方法は、少なくとも施主側にとっては良い方法だと思います。
打ち合わせの際には、紙に書いた内容について必ず全て確認する。
そのルールさえ毎回守れば、少なくともこちらからの言い忘れは無いからです。

もっとも、「言った、言わない」を本当に防ごうと思えば、この紙にもいちいち双方の確認印を押すなどの作業が必要になりますけどね。
そこまでやりだすと、いかにも会社や担当者を信頼していない感じになり、ギスギスしてしまいそう。

ありがたいことに我が家の場合はそこまでやる必要性を全く感じなかったので、単純に打ち合わせをスムーズに進めるためのツールとして、毎回メモを持って行きました。

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それではこれを見ながら、私たちの要望をご紹介…

と思いましたが、初回で出した要望・質問だけで、数えてみると50個以上。
通算だと…数える気にもなりません。
ムリムリ、とても書ききれん。

なので次回の記事では、
数え切れないほど出した私たちの要望の中から、結果的に叶えられなかったものだけを先に書いてしまおうと思います。