【OOSHITA’s BLOG】
森住建へ再訪問する数日前。
私たちは森田さんに勧められた土地を下調べした上、実際に見に行きました。
紹介された2つの土地は、いずれもA市内にある分譲地。
どちらも希望の60坪よりは少し狭いですが、造成済みである点を考えれば、かなりのお手頃価格です。
職場まではやや遠いですが、そのぶん嫁の実家には比較的近いので、まぁOK。
隣があばら家だとか線路が近いとかいうこともなく、割と好印象でした。
やるじゃねえか、森田さん!
と、喜んだのも束の間。
私にとって盲点だった条件によって、この2つの土地は幻となってしまいました。
その条件というのは、待機児童の問題。
「子供を保育園に入れてもらえるか?」という大事な問題です。
ウチの嫁は育休中ですが、子供が2歳の時に職場復帰することが決まっています。
つまり1年後にはどうしても、いわゆる未満児を入れてくれる保育園のお世話にならなければなりません。
それは私にも分かっていたのですが、正直、私は軽く考えていました。
そんなのなんとかなるだろうと。
しかし、保育園事情を嫁が調べてくれた結果、残念な事実が発覚。
「A市には、保育園に入れない待機児童がいっぱいいる」
A市役所の担当課にも問い合わせてみたところ、その時点で待機児の数、約60人。
改善の目処は立っていない。
一応、ウチのような共働きの家庭は優先順位が高いが、更にもっと優先される家庭も沢山あるのが実情。
つまり、嫁の復帰する時に子供を保育園に入れられるかどうかは、運次第だということ。
抽選で外れたらアウト…
ちなみにこのとき、岐阜県内の待機児童は、A市以外ではわずか1〜2人のみ。
つまり待機児童問題は岐阜県内ではA市に特有の問題とのことでした。
(※ あくまでその時点での話です。念のため。)
子供を預かってくれる保育園が無かった場合、
① 嫁の職場復帰を諦める
② 嫁の実家に子供を預かってもらう
③ 職場の近くで私立の保育園を探す
という選択肢が浮かびますが、まず①はナシ。
嫁は非常にキッチリした仕事人で、半端な管理職の人よりもずっと真剣に仕事に取り組みます。
仕事を続けたいという意思があり、職場からも求められている以上、ちゃんと予定通りに職場復帰する。これはmustです。
そして②も、母や祖母の体力面などから難しい。
あるとしたら③ですが、これもそう簡単ではなさそうです。
それに、嫁の考えとしては極力 地元の保育園に通わせたいとのこと。
というわけで、全ての選択肢が潰れてしまいました。
どうにかならないものかと色々調べましたし、そもそも1年後には待機児童なんて無くなってるかも…とも思いました。
でもやはり「改善の目処は立っていない」と市役所に言われちゃうと、ちょっとね。
それに考えてみれば、そんなリスクを冒してまでA市の土地を選ぶ理由もありません。
そこで、ひとまずA市は候補外として、A市以外で土地を探すことに決定!
そう決まった時、私の頭に浮かんだもの。
それは、以前の記事(「6月20日」)でチラリと書いた、通りすがりに偶然目をつけた2つの土地でした。
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それにしても、県内の待機児童のほぼ100パーセントがA市に一極集中しているというのはビックリでした。
人口の増加、しかも若い世帯が流入してくるのは喜ばしいことなんでしょうが、その一方で問題も出てくるんですね。
もし、私一人で土地を選んだとしたら、自治体のことなんてろくに考えないまま、土地の値段や周辺環境だけで選んでしまっていたでしょう。
やっぱり家族それぞれの目線で物を見て検討することが大切だと、あらためて思いました。