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省エネ住宅でエコ&快適な暮らし!「HEAT20」が提唱する断熱性基準「G2」グレードとは?

2021.12.01

省エネ住宅でエコ&快適な暮らし!「HEAT20」が提唱する断熱性基準「G2」グレードとは?

こんにちは、森住建設計事業部の内藤です。

長らく叫ばれている地球温暖化問題。実は CO2は住宅からも多く排出されている んです。そこで、研究者や住宅・建材生産者団体の有志メンバーが、住宅からのCO2排出量を抑え、地球温暖化問題の解決に寄与する住宅を推進しようと2009年にある団体を立ち上げました。それが今回詳しく解説させていただく 「HEAT20」 です。

省エネ住宅は、地球温暖化問題の解決に寄与する

HEAT20は、もともと「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称でしたが、2020年7月に一般社団法人化したのをきっかけに、「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」に改称されました。

冒頭では、発足の目的について「地球温暖化問題の解決に寄与する住宅を推進」と伝えましたが、そもそも地球温暖化問題の解決に寄与する住宅とはどんな住宅なのでしょう。その答えをシンプルに言えば、 省エネ住宅 です。

住宅の断熱性能を上げれば、CO2の排出量も減る

皆さんは、「断熱」という言葉を聞いたことがありませんか?省エネ住宅は、この機能を備えています。断熱とは、熱の移動を遮るという意味。住宅の断熱性能が優れていると、夏は外部の熱気が室内に入らず、冬は室内で暖めた熱が外に逃げません。ということは、 エアコンの使用を抑えても快適に過ごすことができる わけです。住宅のCO2排出要因にエアコン等の使用が挙げられていますから、 使用量を抑えれば、自然と住宅からのCO2排出量も減っていく というカラクリです。

HEAT20では、こうした省エネ住宅の普及を啓蒙しながら、断熱機能やその他の建築技術に着目し、住宅の省エネ性と快適性の向上に結びつく先進的な技術開発も行っています。ちなみに現在、建築環境工学の権威として知られ、東京大学の名誉教授でもある坂本雄三氏が理事長を務めているとのこと。

HEAT20が設ける独自の断熱基準は、国の基準よりも厳しい

HEAT20は、独自の断熱基準 「外皮性能グレード」 を設けています。外皮とは、屋根、外壁、天井、床、窓、各開口部などのことです。

HEAT20の外皮性能グレードは、「G1」「G2」「G3」の3段階に区別され、 数字が大きいほどその住宅の断熱性能がすぐれている ことを示します。なお、3つのグレードの特徴は、次の通りです。

  • G1/断熱性能が高く、コストパフォーマンスにすぐれている。暖房なしの室内体感温度が概ね10℃を下回らない。
  • G2/G1よりも断熱性能にすぐれ、暖房なしの室内体感温度が概ね13℃を下回らない。
  • G3/ドイツのパッシブハウスに近い高断熱性能を誇り、室内体感温度が概ね15℃を下回らない。

(各温度については、北海道地域を除いた数値)

3つのグレードは、 国が提唱する省エネ基準やZEH基準よりも厳しい基準で設定 されており、日本ではG2の住宅でも相当な断熱性能に期待できます。

では、HEAT20が定めるグレードがどれだけ厳しいかをUA値で見てみましょう。UA値は、外皮平均熱貫流率のことで、住宅の外皮からどれだけ熱が逃げやすいかを数値化したもの。 数値が小さいほど、熱は逃げにくくなっています 

[東海地方におけるUA値]

平成28年省エネ基準:0.87

ZEH基準値:0.6

G1:0.56

G2:0.46

G3:0.26

この数値を見れば、「国の省エネ基準を満たしていれば、快適な住宅で暮らせる!」という考え方は、改めた方がいいと言えそうです。

断熱性能を上げれば、光熱費も節約できる

 UA値が低い=断熱性能にすぐれている わけですが、そのような住宅は、先ほど述べたエアコンの使用量が減る以外にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。

光熱費が節約できる

電気代のかかるエアコンの稼働率が下がるほど、光熱費も下がって節約につながります。

部屋によって温度の差が生じにくい

温度差がないということは、廊下やトイレ、脱衣所など、エアコンが設置されていないところでもそれほど寒さを感じることがありません。その結果、ヒートショックも予防できます。

結露の発生を抑える

カビの原因にもなる結露の発生を抑えられます。冬の結露現象は、室内と外の気温の差が大きいと発生しやすくなります。ところが、断熱性能がいいと室内は外気温の影響を受けないので、結果的に結露現象が起こりにくいのです。

大きなメリットは以上の3点ですが、断熱性能を上げるためには 全館空調システムの導入をおすすめ します。森住建では、10月から 「Z空調」 という全館空調システムが標準装備となりました。

森住建は10月からG2が標準に

>>施工事例はこちら/機能性に支えられた明るく快適な住まい

さて、HEAT20のグレードは、大手のみならず中小の住宅会社も注目しており、各社断熱性能の向上に力を入れています。そこで「森住建はどうなのか?」が気になると思いますが、ズバリ 森住建の住宅は、G2相当が標準 です。

森住建は、全館空調システムを標準にするのと同じタイミングでG2相当の住宅を標準にしました。それまでの標準はG1。G2まで引き上げたことで、以下の改善が図られました。

森住建のG2住宅の特徴1

屋根断熱を吹き付けた際の厚みが約2倍に。従来の厚みは100mmでしたが、185mmになりました。

森住建のG2住宅の特徴2

樹脂サッシを採用しました。日本では、サッシといえばアルミフレームばかりですが、断熱意識の高い欧米では、すでに樹脂フレームが主流です。樹脂サッシは断熱性にすぐれていて、ようやく日本でも普及率が上がってきました。また、樹脂サッシのガラスは複層になっており、ガラスとガラスの間にアルゴンガスを注入することで、さらに断熱性能を上げています。

森住建のG2住宅の特徴3

もともと森住建では、自然界のエネルギーを活用して快適な住環境をつくるパッシブハウスの概念を取り入れた上で間取り計画を行ってきましたが、スタッフ一同その意識を高めたご提案に尽くします。

森住建のG2住宅の特徴4

全館空調システムの導入。全館空調システムについては、こちらのコラムで詳しく書かれているので、ぜひご覧ください。

森住建では標準装備。愛する家族を守る「全館空調システム」の特徴を徹底解説

重ねてお伝えしますが、日本では G2の住宅でも相当な断熱性能に期待 できます。愛する家族が毎日笑顔でいられるような家づくりをアップデートさせるべく、森住建はG2相当の住宅を標準にしました。機能性に注目される方には、抜群のコストパフォーマンスを感じていただけるのではないでしょうか。もちろん、意匠性にも自信がある森住建の家づくり。ぜひお気軽に一度ご相談ください。

PROFILE

内藤和輝

内藤和輝

設計事業部・新築設計課

大学の建築系学科を卒業し、ゼネコンに入社。施工管理職として勤務したのちに設計事務所へ転職し、住宅設計業務の基礎を学ぶ。「お客様にとことん寄り添い、建てた後も良好な関係を築いていく」という考え方に共感したことが決め手となり、2020年11月に森住建へ入社。なお、パンやベーコンを自ら作るほど料理好きで、お客様とはキッチンの話でかなり盛り上がることも。

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