引き続きsummerです。

それではsummer風に今回のお宅のレポートです。
一階は説明しづらいところもあるので、急遽書いた下手くそな手書きの間取り図も併せて見てみて下さい。

間取り図①
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間取り図②
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間取り図③(全体)
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①庭
広い敷地には幾つもの植樹が植えられていました。
庭の東側のスペースには、石を積み上げ丸く囲いその中を土で盛ってあり、その中にいくつもの植樹。広いスペースを贅沢に使ってありました。
この木が大きく成長した頃にはいい木陰が出来、家の中からも見え、中庭の良い目隠しにもなりそうです!植樹にも隠して魅せるポイントがありました。

玄関や、L字の建物の内側にも植樹がありライトアップ用の照明。
夜の魅せるポイントになりそうです。

L字の建物の内側にも広いスペースがあり車を駐車したり、洗濯物を干したり、バーベキューなども人目を気にせず楽しめます。
この建物の建て方にも『隠す』と言うポイントがありました。

家の周りに積まれた石も今までに見た事が無く新鮮で真似したいなと感じました。

②玄関
中に入るとLDKへと続く廊下。
右手には玄関収納があります。
白を基調という事で玄関タイルは白!に対照的に床は落ち着きのある濃いブラウン。玄関を入った瞬間目に飛び込む景色が印象的でした。

この床、ご主人が塗装をされたそうです!

僕が玄関で驚いた点は玄関収納!
きっと見に来られた方皆さんが驚かれたかと思います。
一体幾つの靴が入るのかと思うほどの棚の数と広さでした。
ウォークインシューズクローゼットもしくはシューズルームとでもいいましょうか。
ナンセンスな言い方をすれば『下駄部屋』ですw

廊下には明かりとりの為の窓があり圧迫感の無い空間でした。

③リビングダイニング
玄関から続く廊下を抜けるとそこはリビングダイニングルーム。
ここでまた1つ衝撃を受けます。
まず、テレビボード背面のデザインコンクリート。
白を基調にした部屋に落ち着きのある濃いブラウンの床。そこにコンクリート風の壁。大きなブロックのデザインで凄くお部屋にマッチしていました。インパクトがありつつ違和感がない。まさしく魅せポイント!

リビングにある大きな窓の外には中庭があります。
が!!この床もデザインコンクリート!

中庭とリビングの位置関係も絶妙で、カーテンを全開にしても外からの目は気にならない。さらには中庭には格子を着ける予定だそうで一層『隠し力』UPです!

ダイニングには収納スペースがありました。収納の建て具は白色で天井まである扉。ここも目にとまりました。聞くと、建具はリクシル、Panasonic、もう1つのメーカーは忘れましたが全部でで3社ものメーカーの建具を絶妙に使い分けられていました。

④キッチン
リビングダイニングとキッチンが繋がっているというのが今の主流と思っていたので考えも付かない間取りとなっていました。
リビングダイニングとはあえて壁で仕切ってありキッチンが独立していました。
しかも憎い事にこの壁にも塗装職人の技が光っていたのです。色には疎いので何色といえば良いか分かりませんが薄めの青のような紫のような。
それだけを見ると奇抜に見える色も、なぜか部屋と調和して落ち着きのある色に変化してしまっています。

またキッチンは通路を挟んで北側にコンロ、南側にシンク。何でも直ぐに手が届く距離感にうなされました。

アパートのキッチンで頻繁に起きる現象
『料理中に物の置き場が無くなる』
という現象は絶対に起きないであろうというほどのカウンタースペースもとても羨ましいと思いました。
その他に注目したいのはコンセントの数。
二個口のコンセントが3箇所。家電製品も色々と使えます。
またシンク下には大きなゴミ箱を収納できる空間。これも『隠し』ポイントです。
またシンクに立つと逆L字の内側が覗ける窓。家族の帰宅やバーベキューの様子も家事をしながら見ることができます。

⑤ランドリースペースと脱衣所
ダイニングからキッチンへ入りそのまま進むとそこはランドリースペースでした。
上記順路でランドリースペースに入ると左は勝手口、右は脱衣所、そしてお風呂に続きます。

ランドリースペースと勝手口の位置、駐車場もしくはバーベキュースペースの位置、キッチンの位置この3つの位置関係もとても考え込まれた間取りです。
買い物から帰って荷物を入れるのが楽。
洗濯物を外に干すのに直ぐに出られるのが楽。
キッチンで下ごしらえしたバーベキューの具材を外に持って行くのも楽。
何でもこなせるこの家事動線。泣けてきます。
家事動線もとても大切なポイントですが、僕が良いなと思ったポイントは他にもありました。
洗濯物用の流しがランドリースペースにあるということです。
普通は市販の洗面台しかないのが一般的だと思います。しかし洗面台以外にも洗濯物用の流しがあるのです。
ご主人の作業着や子供が汚してきた服も、深さが十分にある専用流しがあれば楽に予備洗いする事が可能です。
洗濯のプロのサイトを以前に拝見したことがありますがこの専用流しを設置することを強く勧めていたのを思い出しました。

またこの部屋は白に統一されとても清潔感溢れる部屋でした。
脱衣所に置くイメージの洗濯機もこのランドリースペースに設置。脱衣所にも洗濯機を置けるスペースが有りましたがそこにはタオルなどを収納する棚を設置する予定だそうです。
お風呂上がりにはタオルをすぐ取ることが出来、衣類はランドリースペースに集めランドリースペース内で家事をこなす。なんとも緻密に作り込まれた間取りです。

⑥和室
需要も昔に比べると減り坪数が縮小されつつある和室。こちらのお宅では小さな和室ではなく広い和室でした。
正方形の琉球畳が流行っていますがこちらも昔ながらの長方形の畳。
これだけを見ると、外観や上記の各部屋に比べて古風な印象。
しかし、そんな印象は壁を見ると一気に吹き飛びます。この壁のインパクトがありすぎて一番先に壁に目が行くとおもいますが、壁の色が黒色なのです。
壁の材質は忘れてしまいましたが、
完成された和室となっていました。
広い和室なので琉球畳ではせっかくの広さが台無しになるところです。長方形の畳を選ばれたのにも納得がいきました!

⑦階段
またまた塗装職人のご主人にやられました。
この階段に一目惚れです。
塗装の工法なのか色なのか?何をどーするとこんなにカッコ良い、もしくはキュートになるのか不思議でたまりませんが必見です。

⑧二階
二階には子供部屋、主寝室がありました。
事前に、写真でと取り上げられていましたがその写真を見たときに一番印象が強かったのが子供部屋でした。

後々区切れるようにした広い子供部屋。
部屋の中全てが白色で統一された部屋。
思い切りの居る選択だったと思います。
床、壁、建具全てが白で扉の取っ手はブラックアイアン。惚れ惚れするようなお部屋でした。

また主寝室の奥にはウォークインクローゼット。この広さも驚愕です。
どこまで行けるの?って言うほどの奥行き。凄まじい収納力が期待できそうです。

⑨まとめ
今回お邪魔させて頂いて思ったことは
隠して魅せるというコンセプトがギッシリと詰まった家。というのは言うまでもありませんが、、、

塗装職人のご主人と、設計士の奥様の
秘められた(もしくは隠された)理想を魅せる家

でもあると感じました。

普段お仕事の中で家造りに関わっておられるご夫婦。
いつもお客様の希望に沿い色んな提案や施工をされていると思います。
しかし、自分の家となると全てお二人の思い通りになります。

間取りや動線。隠し方や魅せ方。職人の技。今回の見学会では本当に魅せて頂きました。

長くなりましたが、明日15日も見学が出来ますので是非皆様行ってみて下さい!

たしか、聞いた話では見学会終了後も少しの間予約をすることで内覧が出来たと思います。が詳しくは森住建さんへお問い合わせ願います。

遅くなりましたが、施主様今回見学にお邪魔させて頂きありがとうございました!

今回の記事はとても長くなってしまいましたが最後まで読んでくださった方。
ありがとうございます。

実はこちらの設計士の奥様に我が家の設計を担当して頂きました。
ですので今回の記事はこれまでの感謝の気持ちも込めて、
見て感じた事を嘘や偽りなく自分の感じた通りに書かさせて貰いました。

こんなに素敵なお宅を建てられる設計士に担当して貰えることが出来、またご縁を頂くことが出来て本当に嬉しく思います。

と、いう事で今回の記事はここまで。
明日は友人宅でBBQ。天気が良いので楽しみです。
見学会のお手伝いについては次のブログで報告させて頂きます。
それではおやすみなさい。