【OOSHITA’s BLOG】
文句なしにカッコいい!
これが、森住建の「あの家」を見せていただいた感想です。
見学しながら
「この家、このまま譲っていただけないですかねぇ?」
なんて冗談で言っていましたが、気持ちとしては本気でした。
理想の家を見つけた気分です。
人様の家なのに。
気に入ったのはデザインや間取りだけではありません。
たとえば、断熱性能。
この日は7月初旬で、猛暑日ではないにせよ、そこそこ暑い日でした。
しかし、屋内は全然暑くない!
クーラー動いてないのに…
聞いてみると、クーラーは昼間に少しつけたそうですが、私たちがお邪魔した夕方には非稼働。
建築面積の半分は平屋造りで、二階建て部分も吹き抜けになっているお宅なので、外の熱が中に伝わりやすいと思ってたんですが…
これがアイシネンの、あるいは断熱窓の効果なのか。
昔私たちが住んでいた平屋の寮とは大違いです。
続いて、全館空調。
このお宅ではいわゆる1種換気、すなわち吸気も排気も機械的に行うシステムを導入していました。
正直、この日の滞在だけではその効果を実感できたとは言えませんが、でも実際に設備を見てメンテナンス方法等を聞けただけでも大きな収穫。
過去に大手HMのモデルハウスで見た1種換気システムは、どこか現実味がありませんでした。
しかし、自分たちの建てたい家の形が見えてきた今、こういった設備にも俄然興味が湧いてきました。
そして私たちにとって嬉しい驚きだったのが、この家が採用していた床やドア。
以前から度々書いているように、私たちは床や建具を無垢材にする気がありません。
もちろん本物の木が嫌いなわけではなくて、コストやメンテナンス、変形などのことを考えると、無垢は私たちには扱えないと思うのです。
しかしこの家のドアを見ると、綺麗な木目がかっこいい木のドア。
「なんだかんだ言っても、やっぱり本物の木は良いですよね」
何気なく桐山さんに話しかけると、
「そうですね。
でもコレは、木じゃないんですよ」
ええっこれが!?
びっくりしました。
触ってみると確かに木ではない感じでしたが、ぱっと見は本物にしか見えない…!
現代の技術はスゴイねぇ。
おじさんくさい感想を漏らしながら足下に目をやると、床もドアと同様、自然な木目の綺麗なフローリング。
私「これは本物の木…」
桐「違います(食い気味)
複合フローリングです。」
これもか!
現代の技術はスゴイねぇ…。
私たちはそれまでに、たくさんのモデルハウスを見に行っていました。
もちろん、どこのモデルハウスにも床はありました(当たり前)
でも、そこはやはりモデルハウス。
床には贅沢に無垢材を張っているところが大半です。
必然、私は無垢材以外の床を見る機会がほとんど無かったのです。
唯一、床が無垢じゃないとハッキリ聞いたのは、この日の午前中に訪問したC社のモデルハウス。
しかしそこで見た非無垢材のフローリングは、まことに失礼ながら、ウチのアパートと大差ないレベルに見えました。
ですから私は、
コストとか色々考えて無垢材にはしないつもりだけど、でも、質感は圧倒的に無垢材が良いんだよな〜
と思っていました。
そんな時に見た、このリアルな床やドア。
ウチのアパートのフローリングとは全く違います。
十二分に自然で、高級感もあります。
無垢じゃなくても、こんなに良いのがあるんだ!
そう思うと嬉しくなりました。
もちろん、触ってみれば無垢材じゃないことは分かりますよ。
でも、素足での踏み心地とかには無頓着な私と、屋内でも常に靴下を履きたい嫁という取り合わせの我が家。
足裏の感触はさほど重視すべきポイントではないんです。
それよりも、価格やメンテナンス性、傷や汚れの付きにくさ、反りや伸縮による狂いの無さの方が、私たちの中では重要なのです。
そうそう、床に関してはもう一つ。
「床暖房が使えるかどうか」
リビングや脱衣所に床暖房を付けたいなというのが、私たちの希望でした。
贅沢設備かもしれません。
でも、実際に採用している知人が「ものすごく快適、絶対おすすめ」だと言うので、採用できるものならぜひ採用したいと思っていたのです。
しかし、床暖房と無垢床は相性が悪いとのこと。
ならばなおさら、複合フローリングでいい。
いや、こんなにリアルな物があるなら、むしろ複合フローリングの方が良い!
ドアについては尚のこと、変形して開閉しにくくなったり、隙間ができるようでは困ります。
歪みや伸縮がない工業製品で、質感の良い物があればそれがベスト。
そしてその「質感の良い物」が、この日、目の前で使われていたのです。
また、この家では、造作家具や左官の細かい部分の仕上げも、丁寧な仕事がされているように感じました。
いや、私たちはド素人なので難しいことは分かりませんが、とにかく全てがピッタリと綺麗に収まっている印象。
他社のモデルハウスで時々感じたような粗さは、全く目に付きません。
いくらデザインが良くても、施工が粗かったら興ざめですが、そんなことは全くなく、丁寧に作られてるなぁと素直に感じました。
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というわけで、この家を見せていただき、私たちの気持ちは熱く燃え上がりました。
本当に私たちの好みにピッタリ、どストライクの家でした。
良い!文句ない!
こんな家を建てたい!
じゃあ、そのためにはどうすればいいのか?
答えは難しくありませんでした。
この家を建てた会社は、森住建。
設計したのは、私たちの担当になってくれそうな設計士、桐山さん。
他の会社は、この時点で頭から消えました。