【OOSHITA’s BLOG】

岐阜県内にはAP社の営業所がないため、最近できたという愛知県一宮市のモデルハウスで営業マンと待ち合わせ。

若い営業マンでした。
若さゆえか、最初の段階でちょっと「あれ?」と思ったことがあります。
家とは直接関係のない細かいことですが、書いちゃって良いですか?

それは、顔を合わせて挨拶するタイミングです。

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この営業さんは、私たちより先にモデルハウスに着いて待っていてくださいました。
砂利敷きの駐車場に私たちが到着すると、玄関から出てこちらを確認していました。
私が車内から会釈するとそれに応えて軽く会釈。
しかし、私が車を降りると同時になぜか玄関を閉めて家の中へ入ってしまいました。

何か取りに戻ったのかな?と思いながら子供を下ろし、さあ挨拶しようと振り返っても、そこに営業マンは居ません。

あれ?なんで出てこないんだろう?
僕らはどうすれば良いんだろう?
勝手に入って良いのかな?
でも中で何か準備中なら、ここで待ってたほうが良いよな…

戸惑いながらちょっと待ってみましたが出てこられる気配がないので、結局ピンポンしてこちらから声をかけ、中に入って良いか確認して入りました。
営業マンはリビングのほうから普通に玄関に出てきて、あとは愛想よく案内してくれました。

えっなにが悪いの?と思う方もいるでしょうが…というか私もべつに悪いとまでは感じていないんですが、でも

なんでこのタイミングで何も言わずに消えちゃうの?

とは思いました。

なにも執事のように私たちを待ってエスコートするべきだと言ってるわけじゃないですよ。
「こんにちは、中へどうぞ」の一声をかけるか、せめて玄関のドアを開けた状態にしておいてくれれば、私たちも戸惑うことなく入れたのにと思うのです。
少なくとも、来た客が外でぼけーっと待っているのは分かったでしょうから、そこで声をかけてくれればいいのに。

そういうほんのちょっとしたことが印象を左右してしまうなと感じたので、私も自分の会社で顧客対応する際に気をつけようと思い、ここに書いちゃいました。
うるさくてゴメンナサイ。

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と、いきなりダメ出しから始まってしまいましたが、その後の対応は丁寧でしたよ。

そして肝心の家のほうはというと、ネット等で見ていた通り、割と私たちの好みに近い感じ。
床にウォルナットの無垢材を使い、梁も見せていましたが、木を強調しすぎるほどではなく、モダンな雰囲気もあって。

建物自体はスクエア型。木造住宅ですが屋上を活用していて、これもアリだなと思わされました。

気密性、防音性能も良さそうでした。
窓を開けたり閉めたりすると、外を走る車の音が聞こえたり消えたり。

断熱材は吹付。
営業さん曰く「もしウチをお選びいただけない場合でも、快適性を重視されるならば、絶対に吹付断熱の工務店をお勧めします!」
私もN工務店以降、いろいろ調べて吹付断熱が良いと考えていたので、標準仕様で吹付が採用できるのは魅力でした。

そして、AP社最大の特徴は、本体価格が「定額制」のプランでしょう。
つまり、間取りに関係なく
「延床面積31.5坪までは1400万円、35坪までは1550万円…」
などと、延床面積3.5坪ごとに本体価格が決まっているのです。
これが本当なら分かりやすくて良い、と私たちは思いました。

もちろんオプションを付ければ値は上がりますが、標準でもそこそこの仕様ですし、欲張らなければ割とリーズナブルな部類だと思いました。

そんなこんなで、この日は1社だけ見て帰宅。
「絶対にAP社にお願いしたい!」
という一目惚れ的なことこそありませんでしたが、
「平均的に色々クリアできていて、悪くないんじゃないか」
というのが私たちの感想でした。

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でも一方で、不安点もいくつか。

① 岐阜に営業所がないので、打ち合わせのたびに遠くまで来なければならないし、逆に施工の際は遠くまで来てもらわなければならない。
引き渡し後もちょっとしたことで気軽に呼べない。

② 私がデザイン的に惹かれた施工例の多くは、実は定額制プランではなく上級グレードのものだった。
上級グレードはかなり高額になりそう。
定額制に多少のオプションで、この感じを出せるのか?

③ 実際に施工する大工さんたちについて聞いた時、「まぁ大丈夫だとは思います」と答えられた。
なにその微妙な言い回し?

こんなところを不安に思いましたが、でも「目標80点」の私たちは、この会社で80点を狙える可能性はあると判断。
もらえる資料はいただいて帰りました。

なんだか気持ちは高ぶらないけど、まぁ現実的な線じゃない?
少なくとも相見積もりを取る会社の一つとして、きっとまた来ることになりそう。

車内でそんなことを話しながら帰った覚えがあります。