【OOSHITA’s BLOG】

(前回からの続き)

一方、私の心配は、「100坪」の土地のご近所問題でした。

まず、裏のアパートの雨水排水管が「100坪」の敷地内を通っている問題。
もしこちらの敷地内で詰まったり破裂したりしたら、どのように修復するのか?

弁護士のQ&Aなどを見てみると、お隣が使っている排水管なのに、どうやらこちら側も修理費用を負担しなければならない様子。

それを避けるためには、あらかじめの話し合いで修理費を負担しなくて良いという取り決めをしておけばよいでしょう。
ただし!
それでも、修理のたびにこちらの庭を掘り返されることは避けられません。

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ということは、排水管が通っている付近は、事実上「死に土地」だということ。
その上に建物は建てられませんし、コンクリやタイルを敷いたり、木を植えたりもできません。

そんな死に土地でも購入時の金額には当然含まれるし、固定資産税もかかる、と。

その辺りも踏まえてなのか、「100坪」の値段設定はとてもお値打ちだとは思うのですが…

それでもやっぱり、無視できないマイナス要因だな、これは。

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そしてもう一つご近所について心配だったのは、お隣さんのこと。

お隣さんとは言っても、実はまだただの田んぼ。
誰も住んでいません。
でも、この便利な立地から考えて、いずれ何かが建つのは間違いないと思われます。

どんな人が未来のお隣さんになるのかは、運を天に任せるしかありません。
良い人でありますように、と。

ただ問題は、この周辺は商用地であって、本当に何が来るか分からない!ということです。

実際、「100坪」の周辺には居酒屋やカラオケスナックがいくつもあります。

それらが悪いというわけじゃないんです。私も行きますよ。
でもできればお隣さんにはなりたくないというのが、私の本音。
泥酔者が敷地に入ってきたり、
家の前で嫁や子供が酔っ払いに絡まれたり、
深夜のカラオケの騒音に悩まされたりするのはイヤなのです。
実際にそういうトラブルに出くわした経験があるので、自分の家がそうなることは全力で回避したいのです。

もっと極端なことを言えば、ここは性風俗店やエログッズのショップが来ることも無いとは言えない立地です。
「それ最高じゃないか!」とか言ってる方、反省してください。
単身赴任じゃありませんよ!
嫁と子供と住むんですよ!

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では「ホームセンター」の土地はその心配が無いのか?

実はこちらも片隣が空き地となっており、いずれは売りに出されて何かが建ちます。

ただ、

実はこちらは市街化調整区域!
少なくとも現状では、風営店の許可なんて出ません。
しかも周りは完全な住宅地で、交通の便も良いとは言えません。夜は特にそうです。
夜に勝負する店には不向きな土地なのです。

ですから、私が懸念するような店が隣に来る可能性は、限りなくゼロだと言えるでしょう。
これはプラスポイント!

これまで、市街化調整区域というと色々と制約があって手続きも面倒臭い、マイナスのイメージしかありませんでした。
でもこの件で、マイナスばかりではないことを知りました。
調整区域万歳!

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実際はもっと色々な条件を吟味しましたが、書くのはこれくらいにしておきます。
とにかく私たちはかなり悩みました。
そしてようやく、結論に辿り着いたのです。

私たちの住み処。
その第一候補は、

「ホームセンター」に決定!

利便性よりも環境を採った決断となりました。

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そうと決まれば、行動です!

「ホームセンター」は複数の不動産仲介業者がHPに乗せていましたから、とりあえず各社にコンタクト。

地盤工事やライフラインの引き込みにいくらくらいかかりそうか?
値引き交渉は可能か?
隠れた瑕疵はないか?

その他もろもろ、電話だと聞き忘れが出てきそうなので、各社にメール攻撃を仕掛けました。

そんな大事なこと、メールで済ますなよ!
最初から電話か訪問しろよ!

というご意見もあろうかと思いますが、
逆に言えば大事だからこそ、こちらのメールを無視するような会社には頼めません。
ちゃんとした会社なら、メールからの客にもキッチリ対応してくれるはず。

もし1社も返事が来なかったら…?

その時は、電話しよ(笑)