【OOSHITA’s BLOG】
一週間前に初めてALIVIOのカタログを見せていただいた日、私も嫁もあからさまにテンションアップしましたが、一つ、妙に嫁が反対するポイントがありました。
それが、鉄骨階段でした。
嫁
「オシャレだよね〜、
でも、危なくない?
隙間から子供が落ちそうで」
まぁ確かに、子供が小さいうちはネット張るとかアクリル張るとか、対策が要るわな。
でも、そんなの小さいうちだけだしさ。
長い目で考えたら、このオシャレさと開放感はやっぱり捨てたくないな。
「ネットを張るくらいでほんとに大丈夫なのかなぁ。
それにネット張るって言っても、モデルハウスにするんだよ。
みっともなくない?」
もちろんモデルハウス期間中は張らないよ。
住み始める時に付ければいいだろ?
「う〜ん。
ちゃんとした板とかで隙間を埋めてもらったほうが安全だと思うけど…」
それじゃスケルトンの意味ないやん。
ねぇ?桐山さん。
桐山
「そうですね。
視線も光も空気も抜けてこそ、鉄骨階段の良さが出ると思いますので」
嫁
「それはそうだけど。
…階段の下って、デッドスペースになりますよね?森田さん」
森田
「は、はい。
確かに、皆さん使い方に悩むところですね」
嫁
「もったいないから、そこに収納が欲しいなぁ。
そうなると、普通の階段のほうがいいよね」
分かるけどさ、そうすると、リビングの雰囲気が全く変わるよ。
このカタログみたいに広くてかっちょいいLDKにするには、やっぱり鉄骨階段が良いと思うけどなぁ。
嫁
「それもわかるけど、そもそも、リビング階段にするかどうかから考えないとね」
嫁
「リビングで鉄骨だと、空調の効きも悪くなるんじゃない?」
嫁
「鉄骨階段、値段も高いんですよね?」
…と、頑なに鉄骨階段を拒む嫁。
ちょっと不思議には思いましたが、まぁ子供の安全を心配するのは当然だし、空調のこととか収納のこととか、確かによく考えなきゃいけません。
でもやっぱり、鉄骨階段カッコいいから採用したいなぁ。
それに鉄骨階段は、限定ALIVIOの中でもかなり目立つ設備の一つ。
これを普通の階段に変えれば、新商品のイメージが変わってしまう。
それって、モデルハウスとしてはきっと致命的。
だから、もし鉄骨階段をやめるなら、同時に限定ALIVIO自体を諦めるしかないでしょう。
でも、せっかく出会った限定仕様&特別価格のALIVIO、できることなら諦めたくない…。
私はそんな風に思って、家に帰ってからも嫁を説得しにかかりました。
すると嫁、
「さっきはなんとなく言い出せなかったんだけど…
実はあの階段、怖いの。私が(笑)」
あ。
そうだった!ゴメン、忘れてた。
飛行機はOK。
新婚旅行でポンコツセスナに乗った時も嫁は平気でした。(私は死を覚悟しました)
絶叫マシン大好き。
むしろ私が拒否しています。だって怖いから。
そんなふうだからついつい忘れてたけど、そういえば観覧車とか吊り橋はNGだったね。
鉄骨階段は、そのNGリストに入ってるわけか。
スマン、鈍感で。
嫁が鉄骨階段を嫌がる理由を聞いてから、私もしばらく考えました。
まぁ階段なんて、毎日使ってれば慣れるんじゃ?って気もします。
でも、もし慣れなかったら悲惨ですよね。
毎日目をつぶりながら手すりを握りしめて、ゆっくり階段を上り降りしなければならない家。
いくらかっこよくても、そんな家は本人にとって良い家ではあり得ません。
私は鉄骨階段好きですが、嫁の恐怖心を無視してまで無理やり採用する気はありません。
結論。
まず本物を見て、実際に上り下りしてもらおう。
やっぱり怖かったら、何らかの方法で高さを感じないようにできないか、桐山さんたちに相談してみよう。
でもそれで鉄骨階段の良さが失われるようでは意味がないから、そうなったら、もう鉄骨階段は諦めよう。
同時にALIVIOも諦めることになるだろうけど、それはもうしょうがない。
標準の「暖森の家」で充分満足できそうだしね。
そんな思いを胸に秘めて私たちはこの日の打ち合わせに臨み、カタログの家で鉄骨階段を体感。
結果「コレは無理である」と確信し、桐山さんたちに高所恐怖症問題をカミングアウトすることになった次第です。
森田
「そうだったんですか…それは、ちゃんと解決しなきゃいけませんね」
桐山
「そうですね。
ちなみに怖いのは、手すりの隙間ですか?
それとも踏み板の隙間ですか?」
嫁
「すいません、両方なんです…」
桐山
「う〜ん、では手すりも踏み板も全て塞がなくてはなりませんね。
出来なくはないですが…」
私
「鉄骨階段の意味がなくなりますよね」
桐山
「そうですね」
はい、終了〜!!
さよなら鉄骨階段。
さよなら限定ALIVIO。
いい人に建ててもらいなよ…。