【OOSHITA’s BLOG】

リアルタイムの記事です。

昨日、森住建さんの完成見学会に行ってきました。

本当は、行くのを遠慮するつもりでした。
いつも盛況の完成見学会。ただでさえ、社員さんたちは大忙しです。
そんなところに、すでに契約を決めて建築中の私たちみたいなのが行ったら、さらに忙しくさせてしまいます。
それが申し訳なくて…

なんて常識ぶったことを言いながら、結局は行っちゃってるわけです(笑)ほんとにスイマセン。
事前に森田さんに「私たちは勝手に見せてもらいますから、構わないで下さいね」とお願いしてはおいたのですが、結局、営業課の方々全員に少しずつ構っていただいちゃって。
お忙しいところ申し訳ありませんでした。
でも、気持ちよく接していただいて嬉しかったです。
そして素敵な家を見せていただいた施主様にも感謝です。
ありがとうございました!

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昨日の会場は平屋のお宅でした。
実は私、平屋の外観って好きなんです。
昨日のお宅もかっこ良かった。

どうしても広い土地が要るし、割高になるしで、平屋=贅沢なイメージがありますが、デザイン・実用の両面で平屋は魅力的。

それと、「贅沢」というイメージは半分正解、半分は間違いなんじゃないかな、と。

土地とお金によほどの余裕がない限り、2階建に比べてどうしても屋内面積が狭くなる平屋。
その限られた空間をうまく使って必要な部屋数を確保し、しかも平屋らしいゆとりのある雰囲気を出すことって、きっと簡単じゃないと思うんですよね。
2階建以上に、取捨選択とセンスが必要になるはずです。

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昨日のお宅は空間を立体的に使って、収納スペースなどもしっかり確保しつつ、ギチギチ感のない間取りになっていました。
ウッドワンのキッチンや格子戸を使った物干し場は、実用的でありながら品もある印象。
建具やアクセントウォールなどの色合いも、家を上質な雰囲気にまとめ上げていました。

そんな中、うちの嫁のアンテナに引っかかった物がありました。
洗面脱衣室の棚板です。

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洗濯機の上のデッドスペースに壁付けされた2枚の棚板。
洗剤やタオルを置くための棚だと思われます。

実は我が家は洗濯機の横に棚を作っていただくことになっているので、私はそれで充分だと思っていました。
でも嫁さんの視点だと、洗濯機の「上」にも少し棚が欲しいとのこと。
洗濯という家事作業の中で、横の棚まで毎回2〜3歩移動することの煩わしさと、その間の洗剤の液だれなどを防ぎたい。
そして、洗剤の類は子供の手が届かない高さに置きたいという配慮。
女性目線っていうやつですね。

嫁は突っ張り棒を使った棚を買って設置するつもりでいたようですが、壁付けの棚板を見た途端に
「これイイ!」
一気に気に入ってしまいました。

ただ、我が家はすでに仕様が決定し、建設作業も着々と進んでいます。
シンプルな棚板とはいえ、付ければ見た目も変わるし、壁の補強だとか色々あるはずだから、今さら無理だよねぇ…

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と話していたその時!
天から声が降ってきました。

「欲しい物は、遠慮せずに教えて下さい。
今なら間に合うかもしれないよ。」

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神かと思い恐る恐る目を向けると…

声の主は廊下を偶然通りかかった営業マン、森島さんでした。
クリスマスに我が家に来てくれたサンタさんに、心なしか似ている方です。

通りすがりにたまたま耳に入った客の声。
そこに即、反応し、即、声をかけてくださるのはすごいですね。自分の担当客じゃないのに。

しかも、ただ無責任に勧めるのではなく、

・具体的に設置目的を考えてみて、本当に必要だと思うならば付けたほうがいい

・いま使っているドラム式洗濯機よりももう少し高さのある洗濯機が今後の主流になっていきそうだから、それを見越した高さに設置すること

などのアドバイスをしていただき、すぐに担当者に話を通す方向に段取りして下さいました。
森島さんの社交性と行動力、私にも分けてもらいたいものです。
10分の1程度でいいですから。

で、さっそく私宅の担当者チームにご相談したところ、前向きな返事をいただくことができ、ヨメ大喜び。

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実はつい先日も、現場監督さんと大工さんの考えで、造作収納を少し追加変更していただいたばかり。
このあたり、「印鑑もらったから その通りに作ればいいや」ではなく「より良いものを作ろう!」というプロ魂が感じられますよね。
シビれます。

もちろん極力、本契約までに決めた仕様で家を建てていただくのが筋だと思います。
でもやっぱり、後から出てくる要望もあるんですよね、どうしても。
そこにもしっかりと耳を傾けてくださり、「出来ることはやりますよ!」と言っていただけるのは、工務店ならではじゃないでしょうか。
いや、工務店の中でも、そういう姿勢を本当に持っている会社って、多くはないんじゃないでしょうか。

この会社にお願いできた私たちは、恵まれている。
事あるごとにそう思います。