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希望の家づくりを叶える『簡単、建築予算調整テクニック』
2025.07.24

こんにちは、工務部積算担当の加藤です。森住建の注文住宅には、2種類のタイプがあります。フルオーダー型注文住宅の「ALIVIO」と、セミオーダー型注文住宅の「mitas」です。今回は、このうちの「ALIVIO」について、希望の家づくりを叶えるための簡単な建築予算調整テクニックをご紹介します。森住建でのおうちづくりを計画される方、されている方にはぜひ知っておいてほしいコツとなります。
「ALIVIO」の場合、建物価格の成り立ちは、非常にシンプルです。「基本工事費」と「オプション工事費」の2つのみです。極端な例ですが、仮にオプション工事費がゼロであっても、基本工事費のみで、森住建の標準的スペック※の家が建てられる価格体系となりました(2025年度から適用)。
その「基本工事費」は、「固定費」と「変動費」に分けられます。「固定費」は、建物の規模によらず、一定の建築費用です。「変動費」は、建物の規模(床面積)に正比例した建築費用です。このため、例えば、平屋の延30坪の家を建てたい場合、その場で価格が分かりますし、2階建の延32坪の家を建てたい場合も、同様にすぐに価格が分かります。
しかし、注文住宅をご希望のほとんどのお客様は、建物のカタチ、仕上げ・仕様、暮らし方など、それぞれの「こだわり」を具現化されます。それに応える「オプション工事費」は、通称「STEP1」と「STEP2」と呼ばれる2つに分かれます。「STEP1」は、建物のカタチにこだわるための建築費用です。例えば、中庭をとれるようなL字型や、コの字型の平面プランをご希望されるようなケースです。また、「STEP2」は、建物の仕上・仕様にこだわるための建築費用です。例えば、外壁をサイディングではなく塗壁に変更したいようなケースや、室内に大工さん手作りの造作本棚を壁一面につくりたいようなケースなど、様々です。
このような価格体系ですので、森住建でご希望の家づくりを上手に叶えるためのコツは、次の4つのポイントを押さえることをおススメします。
①商談初期にご提案する「資金計画」のうち、建物本体にかけられる予算の上限を必ず押さえましょう。
②「基本工事費」をつかむため、建物規模(延床面積)のイメージを押さえましょう。
③オプション工事費「STEP1」をイメージするため、建物のカタチのこだわりをイメージしましょう。
④オプション工事費「STEP2」をイメージするため、建物の仕上げのこだわりをイメージしましょう。
次に、商談中に4つのポイントをどのようにコントロールするのかを考えます。
①は、「資金計画」をもとにした上限ですので、特別な事情がない限り、変更せずに守りましょう。
②は、延坪数ですが、③・④のオプション工事費合計次第で、柔軟に上下できる心構えで臨みましょう。
③は、カタチのこだわりの価格はどの程度なのか、予算感を掴みましょう。
④は、仕上や仕様のこだわりの価格はどの程度なのか、項目ごとに予算感を掴みましょう。
このあと、お客様は次の3つのいずれかのポジションに当てはまります。
ポジションA)①>②+③+④ →全ての希望を盛り込んでもしっかり予算内、希望を少し加える⁉
ポジションB)①=②+③+④ →全ての希望を盛り込んでピッタリ予算内。このまま進められます。
ポジションC)①<②+③+④ →全ての希望を盛り込むと予算超過、優先順位をつけて、AかBへ進む。
仮に、ポジションCとなった場合でも、次のような手順で、満足度をできるだけキープしながら予算調整ができます。
手順①)③・④はキープし、②の延坪を少し削ってみる。例えば、廊下や収納や玄関など、少しずつ減らすと意外に1~2坪分は削ることができる。③・④のこだわり部分はキープしたままな ので、満足度は下がらず効果的。
手順②)③・④のうち、優先度の高いオプションだけを残すことで、予算調整する。多少満足度に影響するものの有効なアプローチ。
この手順①・②のようなアプローチでも、ポジションAやBにならない場合の手として、例えば、独立した子ども部屋を複数室計画される場合、延坪を増やす傾向があります。実際には使われる期間が10数年と考えると、多用途化できる部屋として逆に小規模化するなど、長い目で見て効果的な予算調整をする方法もあります。
以上は、お客様の希望を最大限叶えながら、上手にご予算とも折り合いをつけられるテクニックですのでぜひ参考になさってください。
森住建は、『愛する家族を、守る家』、『100人いたら100通りの幸せが育つ家づくり』をテーマに、お客様にとっての『正しい選択肢』を提供できるようスタッフ一同サポート致します。もしも、建築コストに関するご相談がございましたら、営業・設計スタッフを通じて、積算担当までお尋ねください。
※標準的スペック)松竹梅でイメージする仕様・性能等の選定グレードは「竹~松」クラス。特に住宅設備は、主要メーカー「松」クラスを標準採用。
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