【OOSHITA’s BLOG】

明日から5月ですね。
くまちゃんさんご家族(初めまして。いつも楽しく拝読しています)にとっては、神戸の火祭りを予備体験されるチャンスでしょうか。
少々荒々しいくらい熱い祭りで、私も好きです。歴史も凄いですし。
「神戸町民の正月は5月頭」と豪語する大角さんは、今年も仕事をサボ…休みを取って参加されるんでしょうね(笑)

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さて、話を家族用玄関の下足箱に戻します。
私たちがこの家で暮らし始めてからの話。

昨年の夏。
出来上がった家に私も嫁も大満足でしたが、嫁は時々、

「強いて言えば、下足箱は剥き出しじゃないほうがよかったかも…」

と口にすることがありました。

やはり、人に見られる棚じゃないとはいえ、なるべくスッキリさせておきたいのだと。

剥き出しだと埃がたまりやすいと友だちに聞いたし、

さらに、下足箱だから、やはり臭いも気になる。
主としてアナタの靴が臭う恐れがある、と…

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私は靴なんてサッと出し入れできるに越したことはないと考えていたので、造作の(しかも家族用玄関の)下足箱はオープンな方がいいに決まっていると思っていました。
だからその下足箱に扉をつけるなんて、検討もしなかったのです。

でも、嫁に言われて考えました。

下足箱の埃掃除など考えもしなかった者として、そして最近メキメキ足が臭くなっている者として、嫁が日常的に下足箱を気にしなければならないとすれば責任を感じます。
その解消のために打てる手は打っておきたい。いや、打たせていただきたい。

でも完成した下足箱に今さら扉をつけるわけにもいかないから、せいぜい突っ張り棒のカーテンとかでカバーするしかないよね?

というわけで、考えた末、コレを付けました。

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ロールスクリーン。

嫁に教えてもらって初めて知ったのですが、突っ張り棒の要領で取り付けられるロールスクリーンがあるんですね。
これなら、下足箱両側の壁と中央の仕切板に突っ張らせて取り付けられるんじゃない?ということになり、採寸をしてからとりあえず近所の大型家具店へ。

大はしゃぎで店内のカーテンに隠れまくる子どもを見つけまくりながらどうにか生地を決め、

後日届いた突っ張り棒のサイズが間違っていて返品し、

そしてようやく、思い通りのものが付きました。

BEFORE
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AFTER
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いかがでしょう?
スッキリ度という点では、ビフォーアフターでかなり違うのではないでしょうか。

普段から基本的には下ろした状態にしているので、埃だまりを防ぐ効果もあるはず。

防臭に関してどれほどの効果が出てるのかは私にはよく分かりませんが、きっと剥き出しよりはマシになってるんじゃないかと。

生地はピンキリだったので、キリに近い方から選びました。
家族用玄関の下足箱ですから、贅沢する必要は無し。色柄も目立たないものでOK。

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上げ下げの方法は、チェーン式と引っ張り式があって迷いました。

カラカラとチェーンを回して上げ下げするチェーン式は、作りが単純で壊れにくいのがメリット。
上げ下げに多少時間がかかることと、長いチェーンの納め方、それから万が一チェーンが子どもの首に絡まるような事故が起きたら…というのがデメリットらしい。

引っ張り式は、一瞬で上げ下げできることと、チェーンが垂れていないスッキリ感がメリット。
スプリングを使うのでチェーン式より壊れやすいことと、今回のように高い位置に取り付ける場合、フックのついた棒をいちいち使って引っ張らないといけないのがデメリット。

迷いましたが、私たちはチェーン式を選択しました。

さっきの書き方だとデメリットのほうが多いように見えますが、上げ下げに時間がかかるといってもわずかなものだし、そもそもウチの場合、普段はほとんど上下させません。下げっぱなし。
チェーンは中段以上の棚板に乗せる形で収めておけばほとんど見えないし、事故も起こらない。

ですからそういった小さなデメリットよりも、故障が少ないという大きなメリットを採りました。

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現在は、普段使わない靴などを上の方の棚へ、普段ばきの靴は下の方へ置いています。
そうすると、ロールスクリーンの上下動も最小限で済んで楽です。
ぶっちゃけ、わざわざ上下動させなくてもカーテンみたいにペラっとめくれば出し入れできますから、そうすることもあります。

また、靴以外にも子どもの上着や帽子、その他外出の際によく使うものを右下のほうに固めて置いているのですが、これらについては臭うわけでもなく、隠す意味もさほどありません。
ですから右側のロールスクリーンは、その高さまで常時開けてあります。
こういった高さの自由調整は、ロールスクリーンならでは。

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数回にわたり、家族用玄関について、細かい話を長々としてきました。
長々と語っちゃうくらい使い勝手がよく、今では家族用玄関のない暮らしは想像できません。本当に作ってよかった。

強いて言えば、家族用玄関は割とスリムな作りになっているので、大きな荷物を抱えて出入りする時などは「もうちょっと間口がほしい」と思うこともあります。が、それは贅沢ってものでしょうね。

家族用玄関については、ここまで。
次回からは、玄関つながりで正面玄関の話題に入っていきます。