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コラム

2011.04.19

【二世帯住宅成功の三原則】〜第一原則〜 お互いに意見を述べる事

 

【第一原則】お互いに意見を述べる事

 

《ボタンの掛け違いで一生の後悔を生む》

お互いに意見を述べる前に、親世帯の方々に確認をしておきたい事があります。

それは、息子さんの奥様を「うちの嫁(よめ)」と呼んではいないでしょうか?

また、娘さんの旦那様を「うちの婿(むこ)」と呼んではいないでしょうか?

 

後者の場合には、婿養子という形で間違いない場合があり、

実際にもめる事も少ないようなので省略しますが、

前者の場合には大きな間違いがあります。

 

それは・・・

 

嫁いできた事は事実なのでしょうが、

あくまで「息子の嫁」であって、「うちの嫁」ではないのです。

若い人の感覚では、形式上は家族であっても一人だけ血縁関係の無い他人だという事実です。

従って、いくら○○家の家訓や習慣を教えようとしても、

教わる素直な気持ちは持ちつつも本人の今までの習慣などにより、

理解し実践するまで時間が掛かってしまうのです。

 

昔は・・・という言葉をよく耳にします。

逆に、昔はこうだったので息子・娘世帯にはこうしてあげたい・・・

という言葉もよく聞きます。時代が変化しているのです。

 

今の時代では、女性も貴重な戦力です。

共働きの家族も増えていますし、子育てが一段落したら

また働きたいという気持ちを持ったお母さんも多いようです。

それだけ女性の地位が向上し、活躍の場所が広がって、

社会における役割が増えているのです。

 

そんな他人同士が一緒に住むにあたって「我慢」は非常に辛いものです。

一方的な意見で押し通してしまう「我慢」は、やがて綻びを生み

崩壊を生む可能性を秘めています。

では、どうやって「我慢」を解消するのか・・・?

「我慢」の解決方法は「話し合い」が一番です。

 

「話し合い」は対立でなく「対話」です。

「話し合い」と書くと何となく硬い雰囲気で対立、対決?

なんてムードが漂ってしまいがちですがそれではいけません。

あくまでも対話です。

私たちもお客様のご意見を伺い、

それについてこちらの意見を述べさせて頂いたり、

ご提案をさせていただく事を仕事としていますが、

私たちがいつも気を付けている事は、

きちっとした対話を持って接する事を大切にする事です。

 

それは、こちらの提案が一方的ではいけないからです。

プロとして今までの経験や実績に基づきご提案をしていますが、

それが全てお客様のニーズを満たしているかというと、そうではないからです。

 

お客様はそれぞれのニーズ(必要性)と価値観を持っています。

それは、経験や実績、理論では整理できない貴重な意見です。

結果、同じような家はあっても、全く同じ注文住宅は存在しないのです。

まさに、100組の家族に100通りの住まい方があるのです。

貴重な意見をお互いに隔たりなく述べる事が重要です。

予算等の問題もあるかもしれませんが、

先ずはお互いに何を求めているのかじっくり話をしてみる事が重要であると思います。

 

「研究、成長する事」によって要求も変わる。

時間が経つといろんな物を見たり情報を仕入れるたりすると、

当初の意見に変化が出てきます。

 

しかし、そこで「前と言ってたのと違う!」という発言はNGです。

お互いに勉強し進歩する事で、意見や欲求は変化し高度になっていくものです。

建てる前は、紙の上での議論ですので変更は充分可能です。

「あっ!そうだ!!」と感じたら

遠慮なく話し合いのテーブルに着けるような雰囲気づくりが大切です。

「意見の言いやすさ」はとても重要です。

 

何事も家族だったら言いやすいけど、他人にはちょっと・・・

なんて事があります。

そうです、息子さんの奥さんや、娘さんの旦那さんは家族ですが他人です。

お互いに話しにくい事もたくさんあります。

そんな時、唯一血縁関係にあり親世帯、子世帯の橋渡し役を担ってくれる救世主は、

息子さん、娘さんです。

 

そんな救世主に雰囲気づくりの一役を担ってもらうのが一番だと思います。

中心人物として親世帯の世帯主が、話の場を設けるとして、

補佐役に子世帯の息子さん、娘さんにクッション役をしてもらって、

意見交換をするようにすれば場の雰囲気も良くなると思います。

 

建ててしまってからでは遅すぎます。

設計の段階でお互いのニーズと欲求を満たす事が大事だと考えます。

 

次回は第2原則として「同居パターンを理解する事」についてお話します。

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